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Channel: いばりこぶたの 気ままな生活
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ウィーンで訪れた素敵なカフェ・スルカ Conditorei Sulka

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真冬のドナウ川クルーズで6日目に訪れたのが、憧れの町ウィーンです。ベルヴェデーレ宮殿で夢で見たようなクリムトの絵に感激し、美術史美術館ではカフェでコーヒーをいただいたあとで美しい絵画の洪水に圧倒されました。7日目の12月29日は快晴となり、ウィーン・カードで地下鉄やトラムを乗り継ぎながら旧市街を散策し、市庁舎のそばで素敵なカフェ・スルカに辿り着いたのでした。

それではカフェ・スルカに辿り着くまでお付き合いください。

クルーズ6日目の12月28日午前8時少し前、ウィーンのライヒ橋に係留されたユニワールドの船、リバー・ベアトリスから橋の下に朝日が見えました。でも橋の上には重たい雲があり、やはりこの日も曇天となりました。

朝食後にタクシーで旧市街へ向かい、ウィーン国立歌劇場の前で下車。近くにあるツーリスト・インフォメーションを訪れて公共の交通機関乗り放題のウィーン・カードを購入します。

さっそくトラムに乗ってベルヴェデーレ宮殿へ。

ここではグスタフ・クリムトの代表作である『接吻』を思う存分堪能しました。そして何より感動して涙が出たのは、クリムトの『ソニア・クニップスの肖像』です。桜色のレーシーなドレスをまとい真剣な表情を浮かべているその肖像画の繊細な美しさに、胸がいっぱいになりました。

またトラムに乗って今度は美術史博物館へ向かいます。

マリア・テレジアの銅像をはさんで、美術史博物館と自然史博物館とが対称性に建てられていました。

美術史博物館の中はベルヴェデーレ宮殿と同様にふんだんに使われている様々な色の大理石と金細工にフレスコ画で豪華絢爛です。

天井画にも圧倒されながら2階にあるカフェでちょっと休憩。

これぞEinspänner(アインシュペンナー)、日本で云うウィンナーコーヒーです。

そしてウィーンで有名なお菓子と言えば、ここホテルザッハーの名が付いたザッハートルテ!


 

これについては多くを語りますまい。

翌朝は今回のクルーズ旅行で初めて快晴となりました。辻馬車のフィアカーが行き交います。

シュテファン大聖堂。木枯らしが冷たいのですが、ウィーンのリング通りを歩きます。そう言えば前日の夜、バスから観たキレイな建物を見てみたい・・・。

それがこのフランドル風バロック建築の市庁舎です。広場ではまだクリスマスマーケットが開催されていました。

なんだかかわいい。

美味しそうです。

市庁舎のすぐ近くに雰囲気のいいカフェをみつけました。寒いのでまた休憩です。

白を基調としたこのお店がカフェ・スルカです。

数あるケーキの中からメレンゲたっぷりのレモンパイを選びました。あとでこのお店の自慢のケーキと知りました。

Klein Brauner クライン・ブラウナー(小さいクリーム入りエスプレッソ)をいただきます。

日だまりに面したこのカフェには観光客は私たちだけで地元の上品なご婦人や紳士がおられ、静かに時を過ごしていました。私たちもほっこりと心和むひとときを過ごすことができました。

 
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スロバキアの首都ブラチスラヴァで日が暮れるまで

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真冬のドナウ川クルーズ8日目の朝はまだウィーンにおり、日が昇る少し前の午前7時半に次の目的地であるスロバキアの首都ブラチスラヴァへ向けて出航しました。到着したのが正午で、午後6時過ぎにはブダペストへ向けてまた出航しますので、ブラチスラヴァ滞在はほんの6時間ほどでした。旧市街を散策しました。

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12月30日の午後6時過ぎ。ブラチスラヴァ Bratislava の船着き場から、リバーベアトリス号がもうすぐ出航します。この日は貴重な快晴の日で、出歩かないと勿体ない感じでした。これはSNP橋。SNPとは スロバキア民族蜂起 (Slovenské národné povstanie)を意味します。 別名「UFOの橋」といいます。

ここで出航したら次はブダペストになってしまいますので、一旦朝に戻りましょう。

30日の朝7時過ぎ、リバーベアトリス号がウィーンの市街を離れる間際です。

午前7時半、静かに動き出しました。さよなら、ウィーン。

朝8時に日が昇りました。ブラチスラヴァまでクルマで1時間の距離を、川伝いに数時間かけて移動します。

クルーズ8日目にようやく青いドナウ川に出会いました。ワルツを口ずさんでもうすぐ目的地。

そうこうするうちにブラチスラヴァ城 Bratislavský hrad が見えてきました。

ランチが済んだら上陸します。

かわいい観光バスに乗って、新市街を抜けてブラチスラヴァ城を目指します。

「ひっ くり返ったテーブル」のニックネームで地元の人々に親しまれているというお城です。

お城の中へは入れませんので、眺めの良い場所からドナウ川を眺めることとします。先ほどはあの辺にいたのですね。またバスで丘を下りて、こぢんまりとした旧市街を散歩します。

 

スロバキア国立歌劇場。早くも日が傾いてきました。

 

ブタがモチーフのお店が結構多いのです。

人気のチュミル像。若い人たちが順番に記念撮影しています。

日本大使館がありました。

まだクリスマス飾りがありますね。午後3時です。

明日の夜のカウントダウンに向けて設営された公衆トイレも芸術的です。

こちらのお花屋さんは正月飾りの準備ができています。クリスマスローズの白が清々しいでしょう?

そしてミハエル門。

お菓子屋さんのショーウィンドウにはからくり人形。

午後3時台にはもう黄昏(たそがれ)です。

まだ大道芸人がいました。

そろそろ灯が点り始めました。気温はちょうど0度くらいです。船に戻りキャビンで一安心。

とっぷりと日が暮れて、ブラチスラヴァをあとにしました。

 
 
 
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横浜港、ハーバーライトが朝日に変わる風景

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2月の週末に、仕事で横浜・みなとみらいにあるホテルに滞在しました。横浜グランドインターコンチネンタルホテルのクラブ・ダブル・ルーム・シービューの部屋です。懐かしい唄を思い出しながらその部屋から見えた横浜港の風景と、ホテルの小さいクルーズ船から観たみなとヨコハマの風景をどうぞ♡

 

土曜日の夜、横浜港に満月が昇ります。

夜が更けて、午前5時ごろには朝焼けが見えてきました。

ライトが少しずつ消えていきます。

大分明るくなってきました。

そしてハーバーライトがすっかり朝日に変わったのでした。移りゆく朝の光景でした。

翌朝、仕事を早々に切り上げてホテル専用のミニクルーズ船で港を巡ります。前々日、雪の降った横浜は嘘みたいな晴天になりました。国際橋をくぐると観覧車がよく見えます。

みなとみらいのビルの数々もこの通り。

そしてその名の通り、みなとみらいにひときわそそり立つランドマークタワー。

万国橋をくぐって・・・。

神奈川県警と横浜税関。

しばらく行くと大桟橋です。

ああ、潮風が気持ちいい!

ホテルの上の方に女神像がありました。

出発したぷかり桟橋に到着です。30~40分間でしたが、楽しいクルーズとなりました。

 
 

 

 
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クルーズの終着地、ブダペストで過ごす大晦日・その1

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2016年の大晦日は、真冬のドナウ川クルーズの終着地点となるハンガリーの首都ブダペストで過ごしました。31日と元旦はブダペストに停泊し、2日に船を下りてブダペスト・リスト・フェレンツ空港から日本に帰国する予定なのでした。まずは大晦日の夜明けから昼までのリバークルーズの旅の風景をどうぞ。

 

朝7時少し過ぎて、ようやく東の空が明るくなってきました。ブラチスラバを出たベアトリス号が静かにブダペストに近づいて参ります。

落葉樹のシルエットの向こうには火力発電所でしょうか。煙がもくもく・・・。

キャビンでしっかり厚着をしてサンデッキに出てみると、気温はどうやらマイナス10度を下回っている模様。テーブルも椅子も凍り付いて。

川霧も凍り付いてしまい、水面が霞んで見えました。

ひゃー、さぶい!

そうこうするうちに船はブダペストに入りました。

朝8時前、もうすぐ陽が昇ってくるはずです。

国会議事堂の前を通過しました。

朝もステキです。

くさり橋をくぐりますと・・・。

反対側の岸に朝日を浴びる王宮がみえました。

もうすぐ船着き場に到着します。早く朝食を済ませて、氷点下5度の町に繰り出しましょう。繁華街を抜けて聖イシュトバーン大聖堂を目指します。

大聖堂前広場です。此処でもまだクリスマスマーケットが出ていました。

ドナウ川沿いを走るトラム。

聖イシュトバーン大聖堂の次に混雑していたのが、ここ、セーチェニくさり橋です。

ひっきりなしに観光客がくさり橋の上を渡っていきました。

午前中の散策はこのくらいにして船に戻り、美味しいランチをいただきました。午後は現地のツアー会社である大平原トラベルにお願いしていました、日本人ガイドで芸術家の福井さんという魅力的な男性のご案内でもう少しブダペストを散策いたします。お楽しみに。

 

 

 

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クルーズの終着地、ブダペストで過ごす大晦日・その2

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2016年の大晦日、ドナウ川クルーズで辿り着いたブダペスト滞在の1日目の午後は現地のツアー会社に市内観光をお願いしていました。ハンガリー語の堪能な日本人のガイドさんがついてくださり、運転手さんとの連携もスムーズで3時間という短い時間でしたが、観光スポットをクルマと徒歩でとても効率よく巡ることができました。モデルコースがありましたが、私たちは午前中に既に聖イシュトヴァーン大聖堂を見学していたので代わりに国立歌劇場へ行きたいと申したところ、快くアレンジして下さいました。

これは市内観光の後半に夕陽が見たいという私たちのリクエストを、大平原トラベル福井祐介さんが叶えてくださった、王宮広場から見た夕陽です。それでは世界遺産のアンドラーシ通りを通ってスタートとなる英雄広場 Hősök tere のある市民公園 Varosliget へ戻りましょう。

ハンガリー建国千年祭のパビリオンとして建てられたヴォイダフニャッド城 Vajdahunyad vára の前には広いスケートリンクがありました。

この建物は何だと思いますか?地元の人たちがたくさん出入りしていますので、覗いてみましょう。

ブダペストで一番有名な温泉、セーチェーニ温泉 Széchenyi gyógyfürdő でした。入口には行列ができています。この人たちは温泉のスタッフ、おしゃれですね。

屋外にも水着を着た入浴客が沢山いました。続いてオペラハウスを目指します。

その前に世界遺産の地下鉄1号線 Millenniumi földalatti の駅を見てみます。ヨーロッパ最古の、地表のすぐ下の浅いところを通る地下鉄なのだそうです。タイルがキレイです。

レトロでかわいい駅のホーム。地下鉄を見てから地上にあがりました。

リスト・フェレンツの銅像。

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突然でしたが、エントランス・ホールから少しだけ入れてもらうことができました。ホワイエ foyer ですね。

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柱と壁はブラウン、台座がダークグレイと白、円柱は明るいグレイに黒。どれも美しいイタリア産の大理石です。床は白と黒のアンティーク調モザイクで覆われていました。
 

天井の装飾にうっとり・・・。奥はもっと素晴らしいそうですが、入れませんので見学ツアーのガイドブックを購入いたしました。

午後3時過ぎ、国会議事堂 Parlament (Országház) にやって来ました。ドナウ川とは反対側です。

トラムが目の前を通過、だいぶ日が傾いているのがわかります。

 

王宮のあるブダ側へクルマで向かい、急いで昇っていって何とか日没に間に合いました。
最初の写真もこの時に撮影したものです。

王宮の囲いの中をそぞろ歩きます。

さらに漁夫の砦 Halászbástya という展望台へ。中央には聖イシュトヴァーン王の像があります。大晦日の日没後の時刻で、なんとなく皆さん気もそぞろな様子でした。

ドナウ川が見えました。このあとはヒルトン・ホテル Hilton Budapest にて休憩し、無事、停泊中のベアトリス号まで送り届けていただきました。最後に動画です。

 

 

 

 

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東京の桜2017・その1 諏訪山吉祥寺の枝垂れ桜を求めて

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2017年の今年は例年より早くモクレンやハクモクレンが咲いたので、桜も早く開花するのではと予想していたのですけれど、期待は大きく裏切られました。春のお彼岸を過ぎてから冷たい風や雨の日があって桜の開花が少し遅れているようです。2017年3月27日の月曜日は霙交じりの冷たい雨が降る真冬日でしたが、今日28日は朝から晴天になりました。気の早い桜の木がないかと出勤前に秘密の桜を見に参りました。そう、文京区の本駒込にある大きなお寺、諏訪山吉祥寺です。

 

毎年会いにきているお気に入りの桜の木については、このブログに何度かしたためております。

秘密にしておきたい東京・桜の名所その2:文京区・諏訪山吉祥寺の枝垂れ桜

こちらは写真を大きく掲載しているいわば別冊ブログです。

枝垂れ桜がみごとな諏訪山吉祥寺

そして東京のお気に入りスポットの総まとめです。

ご近所の桜

 

あった、ありました。境内に2本ある枝垂れ桜のうち、鐘楼の隣の1本だけがはや、ほとんど満開でした。

小さい花々ですが、精一杯咲く姿が健気です。

見事な枝振りに朝日が当たっていました。

一本の枝にたわわな花々。

朝日を浴びて嬉しそうです。

ほらね♪

境内にある染井吉野のほとんどは花が付いていませんでしたが、たった1本だけ気の早い木がありました。

鐘楼の奥にあるお堂の前です。

こっちも蕾と花がいっぱい。「あたしも頑張っているのよ。」と囁いているみたいです。

手前の一本だけが早々と咲いていて、参道の小ぶりの枝垂れ桜たちはまだ蕾すら出ていませんでした。

この参道が幸せなピンク色に染まるにはあと1週間ほど掛かりそうですね。楽しみな日が続きます。この日は続きまして私のもう一つのお気に入りスポット、半蔵門の国立劇場へ参りましたのでお送りいたします。

 

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東京の桜2017・その2 けなげに咲く東京国立劇場・前庭の桜たち

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本駒込の諏訪山吉祥寺さんと並んで、ここ数年欠かさずに会いに行く桜の木々が皇居の半蔵門近く、東京国立劇場の前庭にあります。ここの代表格は2種ありまして、小松乙女(こまつおとめ)と云う小ぶりの桜と、神代曙(じんだいあけぼの)と云う大輪で紅色が濃いめのゴージャスな桜です。千鳥ヶ淵の染井吉野には数では負けますが、その物珍しさに加えて木の枝が低く下がっているために、花を間近で眺めることが出来るのがなんといっても魅力的なのです。

 

2017年3月28日、前日の冷たい雨模様から一転して快晴に恵まれました。皇居の周りの桜はまだ1分咲きにもなっていませんでしたが、東京国立劇場前庭にある大きな小松乙女(こまつおとめ)の木は小ぶりな花と蕾をたわわにつけて早、3分咲きでした。

うわぁ、咲いてる、咲いてる!

ホテルグランドアーク半蔵門の側にも小松乙女があります。満開になると後ろの松の木は見えなくなります。今年はあと何日くらいで満開になりますでしょうか。

それから横綱の貫禄をみせる神代曙(じんだいあけぼの)は3分咲きから部位によってはあと少しで満開です。昨年は天候不順が祟ってか色がよくありませんでしたが、今年はとても明るくて透明感のあるピンク色になっていてとても嬉しいです。

スゴいです!この愛らしい花々をまた目の当たりにすることができました。少し蕾を残して初々しさがあるこの時期もなかなか佳いものです。

東京国立劇場のお庭で開催されるさくらまつり、今年は3月24日から4月2日までです。最終日となる今週末にはきっと満開になるでしょう。初々しい姿もステキでしたが、今度はそのゴージャスな咲きっぷりを目に収めるために4月2日の日曜日にはまたここへ参上したいと思います。

 

おっと、その前に熊谷桜(くまがいざくら)を忘れてはいけません。小さい木なのでどなたも目に留めることがない感じでしたが、私は是非とも会いたいと思っていました。だってこの花は来たときにはいつも散っていて萼しか見たことがなかったのですもの。今回も少し散ってはいましたけど、まだ残っていました。小さいのに八重で気品があり感激しました。

熊谷桜、別名ヤエザキヤマヒガン(八重咲山彼岸)、近畿豆桜の一種です。他の桜に先駆けて咲くことから一ノ谷の戦いで先陣争いをした武将、熊谷次郎直実に由来します。今は亡き市川團十郎さんが平成24年3月の歌舞伎公演「一谷嫩(いちのたにふたば)軍記」で熊谷直実を演じた際に熊谷市より寄贈され、團十郎さんがここに植樹したのだと記されていました。

 

と、こんな風にして大好きな桜に今年もあいさつすることが出来て何よりです。こうして東京が桜のピンク色に染まる嬉しい季節が始まったことを実感いたしました。

 

最後に東京国立劇場の前庭に咲く桜関連でいばりこぶたが書いた過去記事はこちらです。

秘密にしておきたい東京の桜の名所その1;東京国立劇場と東京国立博物館

ポカポカ陽気の皇居沿いで花見;千鳥ヶ淵から北の丸公園・半蔵門そして国立劇場へ

 

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東京の桜 2017・その3 七社神社の御衣黄(ぎょいこう)桜 

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[ギョイコウ] ブログ村キーワード


旧くから花見の名所として有名な東京都北区・飛鳥山のお隣に七社(ななしゃ)神社という小さい神社があります。この神社の本殿の前には2本の紅白の八重桜があり、ちょうど染井吉野が散り始める頃に花がほころんできます。

2017年4月7日、昨日七社神社を訪れてみますとようやく本殿左側にある御衣黄(ぎょいこう)が咲き始めたところでした。右側の福禄寿(ふくろくじゅ)はまだまだです。

これは数年前の4月初旬です。左が御衣黄、右が福禄寿です。

昨日訪れると、この2本の桜をなぞらえた絵馬についての立て看板がありました。こんなことが書いてあります。

 

 「薄緑色の桜は御衣黄といい、淡い緑色の花を咲かせます。日が経つにつれ花の中心が紅色になっていき、やがて花びらが薄紅紫色に染まっていく桜です。

 紅色の桜は福禄寿といい、中心がやや白色に近く、ふっくらとした大輪の淡い紅紫色の花を咲かせる桜です。」

 

大抵は左の御衣黄が先に咲き始めます。

大好きな御衣黄を少しふわっと撮影してみました。

咲き始めはこんなライムグリーンです。

うつむいて羞じらうような初々しさ。

はんなり紅を差してきました。

 

福禄寿が追いかけるように咲き始めます。

 

遠くから見ると不思議な薄緑色の桜です。

さらに。

だいぶ咲きそろいました。

福禄寿も負けてはいません。

 

レースみたいな花びらがゴージャスな福禄寿。

こちらは御衣黄、いつの間にか全体が赤くなってきました。

満開を過ぎる頃には隣の福禄寿に負けないくらいに。こんな風に色の変化を楽しむのが毎年恒例となりました。


七社神社の一年で一番美しい瞬間です。今年もこの御衣黄を見届けに、七社神社に何度か足を運ぶことでしょう。宜しければ次の記事もご覧くださいね。
『黄緑色から薄紅色に変化する八重桜の御衣黄(ぎょいこう)に魅せられて』


【追記その1】2017年4月12日早朝の七社神社。今年は少し遅れている模様です。

【追記その2】2017年4月23日にはこの通り、すっかり紅が入りました。ああ、今年も見届けることが出来て良かったです。
 
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早く行きたい!春のイタリア湖水地方とピエモンテの美食ツアー

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仕事で超忙しいこの季節、だからこそ活力補給にといばりこぶたトラベルが新たな旅行を企画いたします。というわけで、今月末からアルプスの山々に囲まれた北イタリアの湖水地方にあるルガーノ湖とオルタ湖、そしてピエモンテのランゲ・ロエロ・モンフェラートと北ピエモンテの美味しいものを巡る旅に行って参ります。今日は予習を兼ねたその予告編です。

 

仕事柄、カレンダーの休みが多い時期の夏休み・冬休みとゴールデンウィークしか長い休暇を取ることができませんので、この時期でかけないわけにはいきません。なんといってもゴールデンウィークは暑すぎず寒すぎない、絶好の旅行シーズンですもの。さすがに毎年とはいきませんが、2008年に香港、2011年に立山黒部、2012年にニューカレドニア、2014年は屋久島、2015年にハワイ・マウイ島、2016年は石垣島にでかけてきました。写真は6年前、黒部峡谷トロッコ電車に乗った時のものです。今度の日程は次の通りです。

 

1) ルガーノ湖(スイス):4月30日~5月2日

 

スイスとイタリアに跨がるルガーノ湖 Lake Lugano (正式にはチェレージオ湖 Lake Ceresio)の湖畔にあるルガーノ Lugano はミラノ・マルペンサ空港からクルマで1時間かかりません。ホテル・スプレンディド・ロイヤル・ルガーノ Hotel Splendide Royal Lugano に2泊して、ホテルのそばにあるサン・サルヴァトーレ山 Monte San Sarvatoreに登ったり、湖の遊覧船でガンドリア Gandoria やモルコーテ Morcote といった湖岸の小さな村を訪ねたりします。

 

2)ピエモンテ州のランゲ・ロエロ・モンフェラートと北ピエモンテ

(イタリア):5月2日~4日

 

ピエモンテ州の北にあるノヴァーラ Novara にお住まいで『北イタリア ピエモンテの田舎に暮らして』と云うブログをお書きの奥山理恵様のご案内で、モンフェラート Monferrato のモンカルヴォ Moncalvo というところにあるカッシーナ・スピネローラ・ホテル Spinerola Hotel in Cascina & Restaurant Uvaspina に2泊します。そして1日目がモンフェラート Monferrato 、2日目はランゲ・ロエロ Langhe-Roero へ。特に新婚旅行で訪れたバローロ Barolo を再訪するのが楽しみです。3日目はアルトピエモンテのゲンメ Ghemme へお連れいただく予定です。

 

3)オルタ湖(イタリア):5月4日~5日

 

最終目的地はアルプスの湖水地方にあるイタリア・ピエモンテ州のオルタ湖 Lago d'Orta です。湖畔のオルタ・サン・ジュリオ Orta San Giulio にあるホテル・サン・ロッコ Hotel San Rocco に1泊して、小さなサン・ジュリオ島 Isola San Giulio や世界遺産のサクロ・モンテ Sacro Monte di Orta を訪れたいと思っています。日本へは5月6日の夜に帰国いたします。

 

またたくさん、美しい風景を撮影してきたいと思っていますラブラブ

 

 

 

 

東京の桜 2017 番外編;駒込の吉祥寺における花供養は夢のよう

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[花供養] ブログ村キーワード

東京では4月18日の火曜日も気温がぐんぐん上がって、これまで固く閉じていた八重桜の蕾も一気に緩んだようです。ここ数週間、追いかけ回した東京の桜の花たちもそろそろ新緑に主役を譲るころとなってきました。そんな週末、急に気温が上がった一昨日の2017年4月16日午後2時から、諏訪山吉祥寺の境内にて花供養が開催され、夢のような光景を目にすることが出来ました。

 

諏訪山吉祥寺さんについて詳しくはこちらをご覧ください。今年の様子はここに書いています。

こんな感じです。参道の枝垂れ桜には散り残った花びらに新芽の緑が加わってキラキラしていました。

数日前、本駒込の本郷通りにある諏訪山吉祥寺の山門脇に「花供養」の案内板が置かれました。主宰者は(株)東日本板橋花き、とあります。生花を扱うお仕事の方々が、花に対する1年間の感謝の気持ちを込めて花を供養する行事です。午後2時半から一般客にも花束が配られるそうな。

午後2時少し前に到着、山門をくぐるといつもは閑散としている参道が、スズメの巣を突いたように賑わっていました。以前、このお寺の前に駒込生花市場があったので、昭和43年よりここで花供養をしているのだそうです。

そんな参道の途中に駒込生花市場建立の花供養塔があり、きれいに花が生けてありました。生花店や生け花の先生など関係者が前に腰掛けておいでです。

法要が始まる2時前から、参道には多くの一般客が列をなしていました。

花供養塔の左隣にある茗荷稲荷の前で読経が始まりました。なんてきれいでしょう。

ご近所の方々が集まってきます。

さらに花供養塔の前でも法要が執り行われます。

続いて関係者が順番に献花をしていました。

並んで待つ一般客の皆さん。最後にひとりずつお花屋さんが作った新鮮な花束を手渡されるのでした。

お花を受け取る際にくじ引きがあり、連れが当たりくじを引いて見事なフラワーアレンジメントをいただくことができました。また来年も来られるといいなさくらさくらさくら

 

イタリア・ピエモンテ州、ランゲ・ロエロ・モンフェラート地方のブドウ畑の風景・1

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このゴールデンウィークに北イタリアの湖水地方と、イタリアワインの名産地であるピエモンテ州のランゲ・ロエロ・モンフェラートを訪れました。ブドウ畑の風景は思っていた以上に美しいものでした。まずはモンフェラートから。

 

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明け方の風景。

 

ここで場所ですが、モンフェラート Monferratoは上の地図で薄い黄色で塗られた地域になります。

モンフェラートのモンカルヴォというコムーネにあるホテル、カシーナ・スピネローラ Spinerola Hotel in Cascina & Restaurant Uvaspina からの風景です。

手前がホテル、カシーナ・スピネローラ、向こうの丘の上がモンカルヴォ Moncalvoの市街です。

 

緑色にもいろいろなニュアンスがありますね。

この日の晩に雨が降り、雨上がりの翌朝は一帯が濃霧に包まれました。

ブドウには朝露が。

お隣は広い麦畑。

麦の穂が実りつつありました。

雑草のようにみえるローズマリーはいい香りがします。

麦畑のお隣では馬が放牧されていました。

厩舎からこっちを見ている子もいます。

これはホテルのエントランスとなる並木道。

ホテルのファサード。

中庭の様子。

藤棚のあるテラス。

室内は至ってシンプルです。

それでも長期滞在がしたくなる素敵なホテルでした。

こちらは近くにあるVeglio Piero というオリーブの農場です。

 

 

手前に植わっているのはアーティーチョーク。

ここからの眺めも素晴らしかったです。

 

 

 

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イタリア・ピエモンテ州、ランゲ・ロエロ・モンフェラート地方のブドウ畑の風景・2

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前回はモンフェラート Monferrato についてお伝えいたしました。引き続きまして、今度はバローロ とバレバレスコ で有名なランゲ  Langhe 地方の風景を、バローロを中心にご覧いただきましょう。

 

ここはバローロの銘醸家のひとつ、フランチェスコ・ボルゴーニョさん Francesco Borgogno の出発点となったバローロのはずれにあるBrunateのブドウ畑だそうです。

畝が何とも美しいです。

廃屋がありました。ここがかつてのBorgogno のワイナリー。

丘の上にバローロの町とお城がみえます。どの方角も広々としていて静かな場所でした。

畑のヘリにはエニシダの花が。

続いて今度は現在のカンティーナ・フランチェスコ・ボルゴーニョの敷地から。

 

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ラ・モッラ La Morra の丘を望みます。

こちらもラ・モッラ La Morra です。

バローロの町へ。

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10年前とは随分と様変わりしていました。オシャレなお店が増えたようです。

石畳の坂道。


泰然自若とネコが行きます。

眺めの良い場所へ出てきました。これからグリンザーネ・カブール城とカナーレというコムーネに立ち寄ってモンフェラートのホテルへ戻ります。

 

 

 

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イタリア・ピエモンテ州、ランゲ・ロエロ・モンフェラート地方のブドウ畑の風景・3

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前々回のモンフェラート地方に始まって、前回はランゲ地方のバローロの風景をお伝えいたしました。今回はそのランゲ地方にあって、この世界遺産に指定されている珠玉のワイン生産地の中でもシンボル的な存在であるグリンツァーネ・カブール城とロエロ地方の小さな町カナーレで出会った美味しいスイーツをご紹介いたします。

1810年にピエモンテ州トリノに生まれ、イタリア統一を成し遂げた英雄、カミッロ・カブール Camillo Cabour が住んだカブール城 Castello Grinzane Cavour は、彼がピエモンテのワイン生産に大いに関わったことを称賛して世界遺産に加えられたそうです。

グリンツァーネ・カブール Grinzane Cavour はバローロ Barolo やラ・モッラ La Morra のすぐ近くです。

ここも高台にあって、周りはブドウ畑ばかり。

ブドウ畑がお城のすぐそばまであります。

この素敵な雰囲気のお城がそのままカブール州の州立エノテカになっています。ランゲ・ロエロ・モンフェラート地方のワインの歴史に関わるものを展示した博物館でもあります。また白トリュフのオークションも開催されるのだそうです。

お城の入口。ここでお土産をたくさん購入しました。

お城の所有するブドウ畑であることを表示した看板。

気持ちいい丘の上にあるお城でした。

続いて、ロエロ地方にある小さな町、カナーレ Canaleへ。

教会 La chiesa parrocchiale の前には不思議なオブジェが。

若い人も多くいて結構賑やかです。5月にしては涼しいので皆さん少し厚着をしておいでです。この町にはトリノみたいにアーケードがありました。

案内くださった方に勧められたお菓子屋さん、Pasticceria Sacchero

どれもお菓子で出来ているの。

5種類のチョコレート菓子を上の箱にたくさん詰めていただきました。右の二つ、青はグランマルニエ、ライトグリーンはここの代表的なお菓子のLa Duchesseです。

右下がLa Duchesseです。帰国して美味しくいただきました。ほかにプチフールも欲しくなり、ホテルで夜食にいただいちゃいました。

最後にロエロ州立エノテカ Enoteca Regionale del Roeroの前を通って、モンフェラートのモンカルヴォにあるカシーナ・スピネローラ・ホテルに戻りました。

 

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オルタ湖畔のホテルよりサン・ジュリオ島を臨んでみて

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2017年のゴールデンウィークは『イタリア湖水地方とピエモンテの旅5泊7日』と称して、結構駆け足で北イタリアのピエモンテ州を中心に巡ってまいりました。ルガーノ湖畔に2泊、モンフェラートのモンカルヴォにも2泊し、最後にオルタ湖畔、オルタ・サン・ジュリオの町にあるホテルで1泊しました。ホテルの窓からは湖に浮かぶ小島のサン・ジュリオ島を間近に捉えることが出来ました。

朝6時ごろ、オルタ・サン・ジュリオ Orta San Giulio にあるホテル・サンロッコ Hotel San Rocco の210号室から観たサン・ジュリオ島です。オルタ湖はコモ湖・マッジョーレ湖やルガーノ湖など、ミラノの北方、アルプスの山々に囲まれた湖水地方にある湖の一つです。

チェックアウトする5月5日は快晴でしたが、前日の4日にチェックインするころはにわか雨でした。

ホテルはオルタ湖に面しています。部屋からは湖だけでなくプールやほかの部屋の窓もみえます。

ホテル前に船着き場があり、サン・ジュリオ島へプライベートで渡れるそうです。

曇天の下のサン・ジュリオ島をズーム・アップ。

夕方、雨が上がってから散策に出掛けました。

ホテルの玄関から路地を通って・・・。

モッタ広場に出ました。

午後6時過ぎ、サン・ジュリオ島への連絡便が出たばかりで、島に渡るのは断念してサクロ・モンテを目指します。

広場の裏手にある坂道を上ると・・・。

坂の上にサンタ・マリア・アッスンタ教会があります。

新緑の眩しい坂道をさらに上ってサクロ・モンテ、『聖なる山』をめざします。

また教会がありました。

教会の前は展望台となっていて、サン・ジュリオ島がバッチリみえます。ここからさらに奥へ行くと、森の中に幾つもの礼拝堂があり、それらがすべてオルタ湖のサクロ・モンテとして世界遺産に指定されています。陽が落ちる前に回ってみましょう。

 


 

本当に聖堂が木々の間に点在していました。

部屋に戻って一段落、窓辺にある浴槽に浸かって暮れゆく湖畔の風景を堪能しながらいただくお酒は最高でした。そうこうするうちに日が暮れていきます。

暗くなると湖にはライトアップされた島の修道院が浮かび上がりました。

夜が明ける頃、オルタ湖の北にある雪を関したマンソーニ山に真っ先に朝日が当たっています。

サン・ジュリオ島もきれいです。


チェックアウト前に朝のお散歩。

湖水も青々としています。

町役場では結婚式の準備をしていました。チラッとお婿さんもお見かけしました。もう少し残って見届けたかったのですけれど、午後のアリタリア航空機に搭乗して帰国しなくてはなりません。

さようなら、オルタ湖。また来るからね。

それにしても、真っ白で両耳の長い不思議な白ヤギさんたちでした。あとでDamascus (Shami) goat とわかりましたが、神様のお使いの様に見えました。

 
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イタリア湖水地方、ルガーノ湖のほとりにあるホテルにて

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アルプスの山々に囲まれたイタリア湖水地方として有名なコモ湖とマッジョーレ湖の間にルガーノ湖(正式名はチェレジオ湖)があります。この湖はスイスとイタリアの国境に位置し、中央近くの左岸にあるルガーノの町はスイス・ティチーノ州の州都で、スイス第3の都市です。スイスにありながら公用語がイタリア語のこの町はスイスとイタリアの文化が融合しており、ミラノ・マルペンサ空港からも至近の個性的な都市でした。

ルガーノの南、パラディソ地区にあるホテル、スプレンディド・ロイヤル・ルガーノ Hotel Splendide Royal Luganoに今年のゴールデンウィークに2晩逗留しました。湖畔に張り出すホテルのバルコニーから朝日がみえます。

ミラノ・マルペンサ空港にホテルのメルセデスCクラスでお迎えいただき、1時間もかかりませんでした。

スプレンディド・ロイヤルのエントランス。2階の一番手前に見えるバルコニーが私たちの部屋、102号室です。


入口。

宿泊客にはこのマゼラティも貸してくれます。

ロビーの大理石に朝日が眩しいです。

バーやレストランが並ぶ共用スペース。

 バーです。

レストランVERANDA は湖畔に面しています。

クラシックなリフトか階段で上の階へ。

美しい廊下。

55平方メートルのジュニア・スイート・パレスの部屋。天井が高く、素敵なシャンデリアでした。

 

ベッドと浴槽には紅いバラの花びら。

テーブルにはウェルカム・シャンパンにチョコレートとフルーツが。

広い書斎があるのも嬉しいです。

なんといっても湖に張り出したバルコニーが気持ちよくて気に入りました。


 

ほらね♬

『ふたりのためのロマンチック・ゲートウェイ』という宿泊プランにはレストランでのディナーも付いていました。結婚10周年記念の乾杯です。


 

どれもほどほどの量で美味しい。

デザートに注文したクレープシュゼットを目の前でフランベしてくれます。

部屋から観る夜景です。

そして朝ごはんも5つ星だけあって充実しています。


 

こんなカプチーノは初めてですね。ご馳走さま。

 

 

 

ホテル・スプレンディッド・ロイヤル・ルガーノ、2晩で去るのは惜しい気持ちよいホテルでありました。旅の最初の骨休めには最適だったと思います。

 

 

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仙台から塩竈、松島、そして奥松島へ

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2017年6月初旬、仕事で仙台に2泊しました。東京へ新幹線で2時間ほどで帰るのも味気ないと思い、もう1泊、松島で過ごして帰ることといたしました。

6月4日の日曜日に宿泊した松島 佐勘 松庵の「あか松」の部屋からの眺めです。それではスタート地点の仙台へ戻りましょう。

午前4時過ぎ、ウェスティン仙台36階19号室からは朝日は見えませんでした。午前中に仕事を終えて12時にチェックアウトし、レンタカーで松島へ向かいました。この日、仙石線はカモシカが車両にぶつかったとかでストップしていました。

まずは塩竈へ。ここ塩竈神社は歴史を感じさせます。

密やかに咲くオダマキの花は静御前を彷彿とさせて。

かなり古いこま犬さん。

お社がずいぶんと新しいと思ったら、後ろに古い味わいあるお社がありました。

松島の絶景ポイントのひとつ、双観山からの眺めです。松島は松の島なのですね。

ほらね。そうこうするうちに観光船の出る時刻を過ぎてしまい、車で奥松島を目指します。

松島を過ぎて、東松島市にある宮戸島まで参りました。日本三景の一つである松島には4つの絶景ポイントがあり、そのうちの一つである大高森をがんばって登りました!

標高105メートルの小高い丘の上にある展望台から見た松と海。

松島湾と太平洋を望む丘の上は気持ちいい風が吹いていました。それではゆっくり大高森を下って、佐勘松庵へと向かうことといたしましょう。

途中の道で工事のため通行止めに遭い、かなり苦労してようやく松島 佐勘 松庵に到着しました。奥松島にある隠れ家的な宿で仕事の疲れを癒やすには最適の場所です。このあと旅館の様子をお伝えすることといたします。

 

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とても不便な場所に在って、だからこそ癒やされる松島 佐勘 松庵

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6月初めに出張で仙台に2泊した折、最後にもう1泊、奥松島にある佐勘松庵という隠れ宿に泊まることとしました。期待した以上に素晴らしい旅館でした。

 

松庵は松島海岸の中心街よりも東、松島湾の北側を回り込むようにして手樽海浜公園の近く、広い水田の広がる岬の端っこにあります。途中に工事で通行止めの地点があったりして宿に辿り着くまで往生しました。でも着いた途端、気持ちよくてそんなことどうでもよくなりました。

 

松島佐勘松庵の敷地内にある遊歩道の終点から見た入り日がこちらです。

松庵にはお部屋の数が11室しかないのでとても静かです。宿の可愛らしいお嬢さんが迎え入れてくれました。

廊下はこんな感じ。

案内されたのは1階の手前にある「あか松」の部屋。この旅館のお部屋の名前にはすべて「松」が使われています。

障子の向こうに広がる静かな海に感嘆の声しか出ません。

共用スペースの美しいインテリア。

書庫も芸術的です。

檸檬水のご用意がありました。

廊下の飾りもきれい。

遊歩道へ出てみましょう。岬の端っこにある縁台までは結構距離がありました。

そうしてこの入り日に出会えたのでした。

静かで癒やされる光景です。

部屋に戻ると目の前に広がる風景も次第に暮れていきました。そろそろお部屋で夕食の時刻です。

海の幸、山の幸を用いた美しいお料理が次々と饗されました。お風呂に入ってぐっすりと眠りに就きました。

午前4時ごろの朝焼け。

快晴です。

朝日を浴びながら松林に面した露天風呂に入るなんて極楽です。

なんて開放的なお風呂でしょう。お風呂を出て、部屋でのんびりしてから朝ごはん会場の「海音」というレストランへ。

レストランも海に面しています。

宿の方々のおもてなしは細やかで朝ごはんも美味しくいただき、すっかり寛ぐことが出来ました。満足のいく滞在でした。

 

 

 

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雨の角館と田沢湖、そして乳頭温泉郷の妙の湯温泉へ

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2017年の6月末、今度は出張で秋田へ。仙台の時と同様に東京へ直帰することなく、今度はレンタカーで角館(かくのだて)、田沢湖を経由して初めて乳頭温泉郷へ参ることといたしました。

 

乳頭温泉郷にある温泉旅館のひとつ、『妙の湯』温泉にある眺めの佳い『草庵』というお部屋は到着したときのフロントであり、夕食または朝食のお食事処でもあります。乳頭温泉郷へ東京から電車でアクセスするには秋田新幹線こまちで田沢湖駅下車となります。私たちはこのこまちの線路に伴走する国道を通って出張先の秋田から盛岡へ行く道をクルマで移動し、途中で角館田沢湖乳頭温泉郷に立ち寄りました。

まずは霧雨で濡れそぼる角館の武家屋敷通り、楓もみじと枝垂れ桜の青葉がキラキラしています。

武家屋敷のひとつ、普通に表札が出ていました。

続いて田沢湖へ。角館も田沢湖も乳頭温泉郷も秋田県仙北市にあります。クマが出没する山奥っていう先入観がありました。

この日は道中こぬか雨が降っていましたので、田沢湖畔では観光客は全くおらず遊覧船も欠航でシーンと静まりかえっていました。ここから田沢湖高原にある温泉街を経て、乳頭温泉郷を目指します。

田沢湖高原から先はずっと濃霧の中でしたけれど、宿泊する妙の湯温泉はそれほど山奥ではなく広いバス通りに面していますので、クルマでのアクセスは思っていたほど大変ではありませんでした。

妙の湯温泉の玄関です。雰囲気がいい。

玄関を入ると上がりかまちに品のいい七夕のしつらえがありました。

入ってすぐにある『草庵』のお部屋で、お抹茶とお菓子をいただきながら個別にチェックインします。

宿泊するのは桜館にある『雪椿』という部屋、1階の角部屋です。部屋の外にはこんな空間がありました。

部屋で浴衣に着替えたあと、さっそく貸切露天風呂へ。温泉ゾーンは撮影不可となっています。混浴露天風呂も貸切露天風呂もこの滝に面しています。ほかに男女別の内湯がふたつずつ。

夕食は先ほどの『草庵』、朝食は『都忘れ』の部屋でいただきました。

秋田の銘酒に合わせて、蓴菜の酢の物やきのこ汁、鱒のお刺身や鮎の塩焼き、比内鶏の入ったきりたんぽ鍋など地物をふんだんに使った素朴な郷土料理に舌鼓です。

デザートのさくらんぼに炭酸入りシロップをかけてくださいました。

翌朝の食事はここ、『都忘れ』の部屋です。場所を確認して部屋に戻りました。温泉は内湯も露天も24時間入ることが出来ますので、この日は早く休んで夜が明ける午前4時過ぎに朝風呂に入ることといたしました。

朝風呂の気持ちよいことと行ったら筆舌に尽くしがたいものでした。

朝ごはんも美味しくて、連れは何杯もおかわりしていました。こんなに気持ちいい温泉旅館は初めてです。紅葉シーズンにまた訪れたいとつくづく思いました次第です。


お風呂の画像は出せませんでしたので動画をご参考になさって下さいませ。

この次はセンスが良くておきれいな女将にお目に掛かりたいものです。

 

 

 

 

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イタリア・ピエモンテ州、ランゲ・ロエロ・モンフェラート地方のブドウ畑の風景・3

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前々回のモンフェラート Monferrato 地方に始まって、前回はランゲ Langhe 地方のバローロ Barolo の風景をお伝えしました。今回はそのランゲ地方にあって、この世界遺産に指定されている珠玉のワイン生産地の中でもシンボル的な存在であるグリンツァーネ・カブール城 Castello Grinzane Cavour とロエロ Roero 地方の小さな町カナーレ Canale で出会った美味しいスイーツをご紹介いたします。

1810年にピエモンテ州トリノに生まれ、イタリア統一を成し遂げた英雄、カミッロ・カブール Camillo Cavour が住んだカブール城 Castello Grinzane Cavour は、彼がピエモンテのワイン生産に大いに関わったことを称賛して世界遺産に加えられたそうです。

グリンツァーネ・カブール Grinzane Cavour はバローロ Barolo やラ・モッラ La Morra のすぐ近くです。

ここも高台にあって、周りはブドウ畑ばかり。

ブドウ畑がお城のすぐそばまであります。

この素敵な雰囲気のお城がそのままカブール州の州立エノテカになっています。ランゲ・ロエロ・モンフェラート地方のワインの歴史に関わるものを展示した博物館でもあります。また白トリュフのオークションも開催されるのだそうです。

お城の入口。ここでお土産をたくさん購入しました。

お城の所有するブドウ畑であることを表示した看板。

気持ちいい丘の上にあるお城でした。

続いて、ロエロ地方にある小さな町、カナーレ Canaleへ。

教会 La chiesa parrocchiale の前には不思議なオブジェが。

若い人も多くいて結構賑やかです。5月にしては涼しいので皆さん少し厚着をしておいでです。この町にはトリノみたいにアーケードがありました。

案内くださった方に勧められたお菓子屋さん、Pasticceria Sacchero

どれもお菓子で出来ているの。

5種類のチョコレート菓子を上の箱にたくさん詰めていただきました。右の二つ、青はグランマルニエ、ライトグリーンはここの代表的なお菓子のLa Duchesse (公爵夫人という意味)です。
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右下がLa Duchesseです。帰国して美味しくいただきました。実は生ケーキのミニチュアが10種類以上あるのが気になって、実は

ホテルで遅いアペリティーボを愉しんじゃいました。

最後にロエロ州立エノテカ Enoteca Regionale del Roeroの前を通って、モンフェラートのモンカルヴォにあるカシーナ・スピネローラ・ホテルに戻りました。

 

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オルタ湖畔のホテルよりサン・ジュリオ島を臨んでみて

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[オルタ湖] ブログ村キーワード

2017年のゴールデンウィークは『イタリア湖水地方とピエモンテの旅5泊7日』と称して、結構駆け足で北イタリアのピエモンテ州を中心に巡ってまいりました。ルガーノ湖畔に2泊、モンフェラートのモンカルヴォにも2泊し、最後にオルタ湖畔、オルタ・サン・ジュリオの町にあるホテルで1泊しました。ホテルの窓からは湖に浮かぶ小島のサン・ジュリオ島を間近に捉えることが出来ました。

朝6時ごろ、オルタ・サン・ジュリオ Orta San Giulio にあるホテル・サンロッコ Hotel San Rocco の210号室から観たサン・ジュリオ島 Isola di San Giulioです。オルタ湖 Lago d'Ortaはコモ湖・マッジョーレ湖やルガーノ湖など、ミラノの北方、アルプスの山々に囲まれた湖水地方にある湖の一つです。

チェックアウトする5月5日は快晴でしたが、前日の4日にチェックインするときはにわか雨でした。

ホテルはオルタ湖に面しています。部屋からは湖だけでなくプールやほかの部屋の窓もみえます。

ホテル前に船着き場があり、サン・ジュリオ島へプライベートで渡れるそうです。

曇天の下のサン・ジュリオ島をズーム・アップ。

夕方、雨が上がってから散策に出掛けました。

ホテルの玄関から路地を通って・・・。

モッタ広場に出ました。

午後6時過ぎ、サン・ジュリオ島への連絡便が出たばかりで、島に渡るのは断念してサクロ・モンテsacro monteを目指します。

広場の裏手にある坂道を上ると・・・。

坂の上にサンタ・マリア・アッスンタ教会があります。

新緑の眩しい坂道をさらに上ってサクロ・モンテ、『聖なる山』をめざします。

また教会がありました。

教会の前は展望台となっていて、サン・ジュリオ島がバッチリみえます。ここからさらに奥へ行くと、森の中に幾つもの礼拝堂があり、それらがすべてオルタ湖のサクロ・モンテとして世界遺産に指定されています。陽が落ちる前に回ってみましょう。

 


 

本当に聖堂が木々の間に点在していました。

部屋に戻って一段落、窓辺にある浴槽に浸かって暮れゆく湖畔の風景を堪能しながらいただくお酒は最高でした。そうこうするうちに日が暮れていきます。

暗くなると湖にはライトアップされた島の修道院が浮かび上がりました。

夜が明ける頃、オルタ湖の北にある雪を関したマンソーニ山に真っ先に朝日が当たっています。

サン・ジュリオ島もきれいです。


チェックアウト前に朝のお散歩。

湖水も青々としています。

町役場では結婚式の準備をしていました。チラッとお婿さんもお見かけしました。もう少し残って見届けたかったのですけれど、午後のアリタリア航空機に搭乗して帰国しなくてはなりません。

さようなら、オルタ湖。また来るからね。

それにしても、真っ白で両耳の長い不思議な白ヤギさんたちでした。あとでDamascus (Shami) goat とわかりましたが、神様のお使いの様に見えました。

 

最後にサン・ジュリオ島を舞台にした映画、『Correspondence(邦題:ある天文学者の恋文)』の映像です。エンニオ・モリコーネの音楽が心に沁みますね。

 

 

 

 

 

 
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