Quantcast
Channel: いばりこぶたの 気ままな生活
Viewing all 286 articles
Browse latest View live

イタリア湖水地方、ルガーノ湖のほとりにあるホテルにて

$
0
0

アルプスの山々に囲まれたイタリア湖水地方として有名なコモ湖とマッジョーレ湖の間にルガーノ湖(正式名はチェレジオ湖)があります。この湖はスイスとイタリアの国境に位置し、中央近くの左岸にあるルガーノの町はスイス・ティチーノ州の州都で、スイス第3の都市です。スイスにありながら公用語がイタリア語のこの町はスイスとイタリアの文化が融合しており、ミラノ・マルペンサ空港からも至近の個性的な都市でした。

ルガーノの南、パラディソ地区にあるホテル、スプレンディド・ロイヤル・ルガーノ Hotel Splendide Royal Luganoに今年のゴールデンウィークに2晩逗留しました。湖畔に張り出すホテルのバルコニーから朝日がみえます。

ミラノ・マルペンサ空港にホテルのメルセデスCクラスでお迎えいただき、1時間もかかりませんでした。

スプレンディド・ロイヤルのエントランス。2階の一番手前に見えるバルコニーが私たちの部屋、102号室です。


入口。

宿泊客にはこのマゼラティも貸してくれます。

ロビーの大理石に朝日が眩しいです。

バーやレストランが並ぶ共用スペース。

 バーです。

レストランVERANDA は湖畔に面しています。

クラシックなリフトか階段で上の階へ。

美しい廊下。

55平方メートルのジュニア・スイート・パレスの部屋。

天井が高く、素敵なシャンデリアでした。

ベッドと浴槽には紅いバラの花びら。ベッドの上のものはイミテーションでしたが、大きな浴槽には本物の薔薇の花びらが散らしてありました。

テーブルにはウェルカム・シャンパンにチョコレートとフルーツがバラの花びらとともに。

広い書斎があるのも嬉しいです。

なんといっても湖に張り出したバルコニーが気持ちよくて気に入りました。


北東、ブレ山の方角。

すぐ南にはサン・サルヴァトーレ山の麓、パラディソ Paradiso の船着き場。

『ふたりのためのロマンチック・ゲートウェイ』という宿泊プランにはレストランでのディナーも付いていました。結婚10周年記念の乾杯です。


リゾット。

豚肉はケーキのような仕上げです。どれもほどほどの量で美味しい。

デザートに注文したクレープシュゼットを目の前でフランベしてくれます。うわっ、すごいパフォーマンス!

部屋に戻るとこんなパラディソの夜景。噴水もまだ見えます。


朝食は朝7時から。

朝食のラインアップは5つ星だけあって充実しています。オレンジジュースはもちろん絞りたてです。

こんなカプチーノは初めてですね。ご馳走さま。

2日間、お天気にあまり恵まれませんでしたが、チェックアウトの朝は快晴となったのでした。

 

 

ホテル・スプレンディッド・ロイヤル・ルガーノ、2泊で去るのは惜しい、気持ちよいホテルでありました。旅の最初の骨休めには最適だったと思います。

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 


仙台から塩竈、松島、そして奥松島へ

$
0
0

2017年6月初旬、仕事で仙台に2泊しました。東京へ新幹線で2時間ほどで帰るのも味気ないと思い、もう1泊、松島で過ごして帰ることといたしました。

6月4日の日曜日に宿泊した松島 佐勘 松庵の「あか松」の部屋からの眺めです。それではスタート地点の仙台へ戻りましょう。

午前4時過ぎ、ウェスティン仙台36階19号室からは朝日は見えませんでした。午前中に仕事を終えて12時にチェックアウトし、レンタカーで松島へ向かいました。この日、仙石線はカモシカが車両にぶつかったとかでストップしていました。

まずは塩竈へ。ここ塩竈神社は歴史を感じさせます。

密やかに咲くオダマキの花は静御前を彷彿とさせて。

かなり古いこま犬さん。

お社がずいぶんと新しいと思ったら、後ろに古い味わいあるお社がありました。

松島の絶景ポイントのひとつ、双観山からの眺めです。松島は松の島なのですね。

ほらね。そうこうするうちに観光船の出る時刻を過ぎてしまい、車で奥松島を目指します。

松島を過ぎて、東松島市にある宮戸島まで参りました。日本三景の一つである松島には4つの絶景ポイントがあり、そのうちの一つである大高森をがんばって登りました!

標高105メートルの小高い丘の上にある展望台から見た松と海。

松島湾と太平洋を望む丘の上は気持ちいい風が吹いていました。それではゆっくり大高森を下って、佐勘松庵へと向かうことといたしましょう。

途中の道で工事のため通行止めに遭い、かなり苦労してようやく松島 佐勘 松庵に到着しました。奥松島にある隠れ家的な宿で仕事の疲れを癒やすには最適の場所です。このあと旅館の様子をお伝えすることといたします。

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

とても不便な場所に在って、だからこそ癒やされる松島 佐勘 松庵

$
0
0

6月初めに出張で仙台に2泊した折、最後にもう1泊、奥松島にある佐勘松庵という隠れ宿に泊まることとしました。期待した以上に素晴らしい旅館でした。

 

松庵は松島海岸の中心街よりも東、松島湾の北側を回り込むようにして手樽海浜公園の近く、広い水田の広がる岬の端っこにあります。途中に工事で通行止めの地点があったりして宿に辿り着くまで往生しました。でも着いた途端、気持ちよくてそんなことどうでもよくなりました。

 

松島佐勘松庵の敷地内にある遊歩道の終点から見た入り日がこちらです。

松庵にはお部屋の数が11室しかないのでとても静かです。宿の可愛らしいお嬢さんが迎え入れてくれました。

廊下はこんな感じ。

案内されたのは1階の手前にある「あか松」の部屋。この旅館のお部屋の名前にはすべて「松」が使われています。

障子の向こうに広がる静かな海に感嘆の声しか出ません。

共用スペースの美しいインテリア。

書庫も芸術的です。

檸檬水のご用意がありました。

廊下の飾りもきれい。

遊歩道へ出てみましょう。岬の端っこにある縁台までは結構距離がありました。

そうしてこの入り日に出会えたのでした。

静かで癒やされる光景です。

部屋に戻ると目の前に広がる風景も次第に暮れていきました。そろそろお部屋で夕食の時刻です。

海の幸、山の幸を用いた美しいお料理が次々と饗されました。お風呂に入ってぐっすりと眠りに就きました。

午前4時ごろの朝焼け。

快晴です。

朝日を浴びながら松林に面した露天風呂に入るなんて極楽です。

なんて開放的なお風呂でしょう。お風呂を出て、部屋でのんびりしてから朝ごはん会場の「海音」というレストランへ。

レストランも海に面しています。

宿の方々のおもてなしは細やかで朝ごはんも美味しくいただき、すっかり寛ぐことが出来ました。満足のいく滞在でした。

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

雨の角館と田沢湖、そして乳頭温泉郷の妙の湯温泉へ

$
0
0

2017年の6月末、今度は出張で秋田へ。仙台の時と同様に東京へ直帰することなく、今度はレンタカーで角館(かくのだて)、田沢湖を経由して初めて乳頭温泉郷へ参ることといたしました。

 

乳頭温泉郷にある温泉旅館のひとつ、『妙の湯』温泉にある眺めの佳い『草庵』というお部屋は到着したときのフロントであり、夕食または朝食のお食事処でもあります。乳頭温泉郷へ東京から電車でアクセスするには秋田新幹線こまちで田沢湖駅下車となります。私たちはこのこまちの線路に伴走する国道を通って出張先の秋田から盛岡へ行く道をクルマで移動し、途中で角館田沢湖乳頭温泉郷に立ち寄りました。

まずは霧雨で濡れそぼる角館の武家屋敷通り、楓もみじと枝垂れ桜の青葉がキラキラしています。

武家屋敷のひとつ、普通に表札が出ていました。

続いて田沢湖へ。角館も田沢湖も乳頭温泉郷も秋田県仙北市にあります。クマが出没する山奥っていう先入観がありました。

この日は道中こぬか雨が降っていましたので、田沢湖畔では観光客は全くおらず遊覧船も欠航でシーンと静まりかえっていました。ここから田沢湖高原にある温泉街を経て、乳頭温泉郷を目指します。

田沢湖高原から先はずっと濃霧の中でしたけれど、宿泊する妙の湯温泉はそれほど山奥ではなく広いバス通りに面していますので、クルマでのアクセスは思っていたほど大変ではありませんでした。

妙の湯温泉の玄関です。雰囲気がいい。

玄関を入ると上がりかまちに品のいい七夕のしつらえがありました。

入ってすぐにある『草庵』のお部屋で、お抹茶とお菓子をいただきながら個別にチェックインします。

宿泊するのは桜館にある『雪椿』という部屋、1階の角部屋です。部屋の外にはこんな空間がありました。

部屋で浴衣に着替えたあと、さっそく貸切露天風呂へ。温泉ゾーンは撮影不可となっています。混浴露天風呂も貸切露天風呂もこの滝に面しています。ほかに男女別の内湯がふたつずつ。

夕食は先ほどの『草庵』、朝食は『都忘れ』の部屋でいただきました。

秋田の銘酒に合わせて、蓴菜の酢の物やきのこ汁、鱒のお刺身や鮎の塩焼き、比内鶏の入ったきりたんぽ鍋など地物をふんだんに使った素朴な郷土料理に舌鼓です。

デザートのさくらんぼに炭酸入りシロップをかけてくださいました。

翌朝の食事はここ、『都忘れ』の部屋です。場所を確認して部屋に戻りました。温泉は内湯も露天も24時間入ることが出来ますので、この日は早く休んで夜が明ける午前4時過ぎに朝風呂に入ることといたしました。

朝風呂の気持ちよいことと行ったら筆舌に尽くしがたいものでした。

朝ごはんも美味しくて、連れは何杯もおかわりしていました。こんなに気持ちいい温泉旅館は初めてです。紅葉シーズンにまた訪れたいとつくづく思いました次第です。


お風呂の画像は出せませんでしたので動画をご参考になさって下さいませ。

この次はセンスが良くておきれいな女将にお目に掛かりたいものです。

 

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

晩夏の南フランス・プロヴァンスの旅 その1:Les Baux-de-Provance etc.

$
0
0

 2017年の8月15日から5泊8日の予定で、南フランスのプロヴァンス地方とその近くを訪れました。主たる目的はお気に入りのピアニストが出演するラ ロック ダンテロン国際ピアノ音楽祭に参加することでした。コンサートの日程に合わせて計画し、さらに欲張って近くの美しい村々も巡ることにしました。

8月16日の明け方にパリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着し、朝日の昇るなかマルセイユ・プロヴァンス空港へ。骨休めののんびり旅のスタートはカランク国立公園にあるカシ Cassis でスタートしました。

今回の旅で訪れたのはフランス南部のプロヴァンス地方で、上の地図の中で芥子色の領域とオレンジ色の領域です。

 

乗り合いボートでカランク(入り江)の幾つかを巡る45分間の一番短いクルーズを楽しみました。そうして1日目はリル・シュル・ラ・ソルグ L'Isle-sur-la-Sorgue にあるシャンブル・ドット(フランスの下宿)にてのんびり過ごして泊まります。

リル・シュル・ラ・ソルグは水車のある水路を巡らした、骨董品の市で有名なところです。

 

2日目の朝のリル・シュル・ラ・ソルグ、抜けるような青空とミストラルと呼ばれる爽やかな風がなんとも気持ちいい。

 

2日目はアルピイユ自然公園 Parc Naturel Regional des Alpilles にある村へ。はじめはレ・ボー=ド=プロヴァンス Les Baux-de-Provence、岩で出来た村です。石灰岩と緑のコントラストがきれい。

レ・ボー城 Chateau de Baux。
 

続いて、サン=レミ=ド=プロヴァンス Saint-Remy-de-Provence へ。

サン=レミ=ド=プロヴァンスでは町外れにある老舗の郷土菓子店リラマン Lilamandでお土産のカリソン Calisson などを購入。
 

ちっちゃいアルプスという意味のアルピイユの名が付いたシャトー・ホテル、ル・シャトー・ドゥ・ザルピイユ Le Chateau des Alpilles でランチ。

2日目から5日目まで過ごすのがここ、ローリス Lauris 郊外にある割と新しいホテル、ドメーヌ ド フォンタニル Domaine de Fontenille

 

プールに面した白い建物の3つの窓がある部屋が私たちの過ごした部屋です。

 

通りを隔てて、ホテルのブドウ畑とワイナリーがありました。思う存分、ワインのテイスティングができます。結構おいしい💛

 

ディナーもガーデンに面したテラスにて。17室しかないので2つあるレストランはそれほど混みません。日没の頃になり遠くにローリスの村が見えます。順調に始まりましたプロヴァンスの旅、その2へ続きます。

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

晩夏の南フランス・プロヴァンスの旅 特別編:ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭

$
0
0

[リュカ・ドゥバルグ] ブログ村キーワード

[ラ・ロック・ダンテロン] ブログ村キーワード

 

引き続き、8月半ばに訪れた南フランスの旅について書きます。いよいよ今回の旅のメインベント、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭です!3日目の8月18日はお気に入りのピアニスト、そして明くる8月19日は音楽祭最終日でベテラン・ピアニストによる公演がありました。

第37回ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭 Festival International de La Roque d'Anthéron 2017のメイン会場であるフロラン城公園 Parc du Chateau de Florans。この芝生の近くに、夏の間だけ野外音楽堂が設営されます。防風林として植えられたプラタナス並木はこの音楽祭のシンボルです。

この日の公演は2つ、18時からと21時から。チケットのお手配は音楽事務所の KAJIMOTO さん(南フランスでの音楽祭の日本語サイトがあります)にお願いいたしました。13時半に村一番と評判のレストランに自分で予約を入れていましたので、13時にホテルを出て川向こうでなのでタクシーで行くと15キロ離れたラ・ロック・ダンテロン La Roque d'Anthéron へ。

そのレストランがここ、L'Auberge du Castellas です。ここでオドロキの出会いがありました!写真で開いた扉の向こうに、なんと今回のお目当ての彼が座っていたのでした。

このテーブルに、その晩9時からピアノ音楽祭でチャイコフスキーのピアノ協奏曲を弾くリュカ・ドゥバルグ Lucas Debargue がご家族と思われるご夫婦と楽しそうに談笑していたのです。後ろからチラッと見たところ、白いTシャツを着たなんの気取りもない普通の青年でしたけれども、いばりこぶたにはそれが27歳の才能溢れるピアニストとすぐにわかりました。

勇を鼓して話しかけましたら快く受け答えいただくことができ、この次はいつ来日するか教えてもらったうえ、ツーショット写真まで撮らせていただいてもうもう感激の極みでした。そんな彼のプロフィールについてはこちらをご参照ください。

帰り際にレストランのご主人に『さっきあそこに Lucas Debargue が座っていたでしょう?』と話したところ、『ああ、知ってるよ。彼は昔からの友だちなんだ。』とのこと💖本当にラッキーでした。

6時までまだまだ時間がありましたが、気温は30℃を優に超えていて歩いている人は誰もいません。バスもこの時刻には運行していなかったため、村の外れにあるシルヴァカンヌ修道院 Abbaye de Silvacane までとぼとぼと歩いて行きました。

修道院の中はヒンヤリと涼しくとても静かでした。音楽祭のプログラムの中にここでのピアノリサイタルもいくつかありました。

7eef183d34348b49c4f449b7de74474d_2d3a5223037cb1b

こちらが国際ピアノ音楽祭 International Piano Festival メイン会場への入口。車両通行止めのブロックがあります。

少し早めにでしたが簡単な荷物チェックののち入場させてもらいました。

音楽堂の真ん前にはピクニックに最適の場所がありました。

そしてこちらが会期中のみ設営される野外音楽堂です。

18時開演に向けて集まる人たち。

ピアノと喜劇俳優の朗読で綴るプロヴァンスの作家、マルセル・パニョル Marcel Pagnol の一代記が終了しました。

午後8時台はまだ明るいので、芝生の前の木陰でピクニックです。

こんな風にして、これから Lucas Debargue の弾くピアノが搬入されていきました。

野外コンサートならではの風景ですね。

ようやく暮れてきて、午後9時、いよいよ待ちに待った演奏を聴くことが出来ます。

そうしてあっと言う間に大歓声の嵐に包まれてわくわくドキドキの公演が終わりました。演目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番ロ短調。アンコールは チャイコフスキーの 感傷的なワルツ Op.51-6と、ショパンのポロネーズ第6番「英雄」でした。

感動を胸に、真夜中の会場をあとにしました。昨年6月に初めて、サントリーホールでギドン・クレーメルとの丁々発止の素晴らしい演奏を聴いて衝撃を受け、12月には浜離宮朝日ホールでのソロ・リサイタルで再度心酔したときのことをしみじみと思い出しました。

翌日は音楽祭の最終日。レバノン出身の大御所、Abdel Rahman El Bacha の公演が20時から。

この日もまたピクニック。あまりのリラックスぶりにロワールから来たというフランス人のご夫婦に、フランス在住の日本人と間違えられました。

KAJIMOTOさんのおかげでこの日も佳い席です。次第に夕映えに包まれ、さらに満天の星空のもとで演奏会が粛々と進行しました。

こうして静かに第37回ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭が終了となりました。余韻をたっぷり抱えてホテルへ戻ります。あ~、Lucas Debargue を追っかけてはるばるプロヴァンスまでやってきた甲斐がありました。

 

最後に Lucas Debargue の細くて長い指が奏でるスカルラッティを動画でお聴きください。

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

晩夏の南フランス・プロヴァンスの旅 その2:La Roque-d'Anthéron

$
0
0

[ラ・ロック・ダンテロン] ブログ村キーワード

今年の8月16日朝にマルセイユ・プロヴァンス空港に到着し、リル・シュル・ラ・ソルグで1泊してレ・ボー・ド・プロヴァンス、サン・レミ・・ド・プロヴァンスを経てローリスにあるホテルまでと、そのあと出掛けたラ・ロック・ダンテロンでの国際ピアノ音楽祭についてお伝えいたしました。今度はその続きです。ローリスとラ・ロック・ダンテロンについてです。

 

宿泊していたホテル、ドメーヌ・ド・フォンタニル Domaine de Fontenilleはプロヴァンスの中のヴォクリューズ県でリュベロン地方にあるローリス Lauris という村から5キロほど北にあります。

 

そしてそのローリスとデュランス川 La Durance を隔てた対岸のラ・ロック・ダンテロン La Roque-d'Anthéron はブーシュ・ド・ローヌ県、有名なエクス・アン・プロヴァンス Aix en Povance の北北西約30キロの位置、クルマで約30分のところにあります。

8月17日の午後8時半ごろにホテルのレストラン、La Cuisine d'Amélie のテラスから林の向こうに灯りの点ったローリスの町並みが見えました。

明けて18日の早朝、ホテルに付随するカーヴcave (ワイナリー)から見た朝焼けです。

カーヴの前に広がるブドウ畑。朝食の前にしばらくホテルの近辺をお散歩しました。

ホテル、ドメーヌ・ド・フォンタニルの周りには本当に何もなくて、しばらく歩くとこんな可愛らしいコテージ、Coup de Coeur に出会いました。

朝食の後はホテル内を散策。芝生の向こうにバラ園があります。

近辺のラベンダー畑は皆刈り取られていましたが、お庭に少しだけラベンダーの花が残っていていい香りを放っていました。

こうしてホテルで午前中をのんびり過ごしたのち、タクシーでラ・ロック・ダンテロンへ向かいました。そこでのピアノリサイタルにつきましては前回の「特別編」でお伝えいたしました通りです。

こちらが例のレストラン、 L'Auberge du Castellasです。

昼下がりのラ・ロック・ダンテロンはひっそりとしていました。

汗をかきかき、シルヴァカンヌ修道院 Abbaye de Silvacaneへ。

帰りはバスに乗ってラ・ロック・ダンテロン村の中心に戻りました。

そしてこちらが野外音楽堂。ほぼ満席です。

リュカ・ドゥバルグのピアノ演奏を聴いた翌朝も快晴、歩いて2.3キロ離れたローリス Lauris の村へ。途中、南の方にエクス・アン・プロヴァンス Aix en Provance とサント・ヴィクトワール山Montagne Sainte-victoire が見えました。

ホテルから見えたローリスの教会 the Notre Dame de la Purification church 。ここの町並みも可愛らしい。

ローリス城 Chateau Lauris から見た風景、右手がデュランス川でそのさらに右手の水路の向こうにラ・ロック・ダンテロンがあります。

ローリスから再び歩いてホテル、Domaine de Fontenille に戻り・・・。

予約していたホテルのメインレストラン、Le Champs des Lunes にてゆっくりとランチをいただき、午後遅くに再度ラ・ロック・ダンテロンへ向かったのでした。

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

晩夏の南フランス・プロヴァンスの旅 その3:Luberon

$
0
0

前々回と前回の記事でラ・ロック・ダンテロン・国際ピアノ音楽祭の最終日だった8月19日までをお伝えしました。明くる日に3泊すごしたドメーヌ・ド・フォンテニルに別れを告げて、あと2日間はリュベロンの美しい村巡りとローマ古代遺跡を訪ねることとしました。

ホテルのテラスで朝食をいただいていたら、人なつっこいホテル猫が出てきました。

この日も佳いお天気です。ローリス Lauris 郊外のホテル、Domaine de Fontenille から程近いルールマラン Lourmarin から美しい村巡りのスタートです。

右がルールマランの村、左がルールマラン城。

お城に守られたちっちゃい村です。ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に来る日本人はここのホテルに宿泊されることが多いようです。

ルールマラン城は味わい深い古城でした。

ルールマランで出会ったお行儀の良い猫。

お次はボニュー Bonnieux 。眺めの良い場所に在り、ここからリュベロン地方を一望することができます。1ヶ月早ければラベンダーの花でいっぱいだったはず・・・。夕焼けも美しいそうです。

続いて赤土の村、ルシヨン Roussillon へ。

暖色系のこの村は観光客に人気があります。

有料の遊歩道『オークルの道』は山火事の危険があるので封鎖中とあり、入ることが出来ませんでした。

そぞろ歩きが気持ちいい場所です。

そしてリュベロン地方で最も人気があるというゴルド Gordes です。映画『プロヴァンスの送りもの』の舞台ですね。

ゴルド村のそばにあるセナンク修道院 Notre-Dame de Sénanque Abbay。周りを埋めるラベンダー畑の花々はすっかり刈り取られたあとでした。

ゴルド村に到着です。ゴルド城の前にあるジャンティ・パンタリ噴水広場。

観光客で賑わう村に、爽やかにミストラルが吹き抜けていきます。ここがゴルド城。

村の中にある眺めの良いスポット。

さようなら、ゴルド。最初に泊まったリル・シュル・ラ・ソルグのシャンブルドットに戻ります。

この日は日曜日、午前中は朝市と骨董市とで賑わっていたはず。

気温は35℃前後です。暑いので夕食前にアイスクリームを食べに出掛けました。

プロヴァンス最後の晩をこのシャンブルドットで過ごしました。

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 


晩夏の南フランス・プロヴァンスの旅 その4:Pont du Gard

$
0
0

8月21日、今回の旅の最終日となりました。この日は世界遺産で有名なポン・デュ・ガール Pont du Gard とオランジュの古代劇場、そして最後はファーブルが暮らした家です。

 

リル・シュル・ラ・ソルグから西へアヴィニョンへ、そしてローヌ川を渡ってユネスコ世界遺産に指定されフランス屈指の景勝地に入れられるポン・デュ・ガールPont du Gardを目指します。車を降りて立派な博物館などが入る建物で入場手続を済ませた後、ガルドン川 Gardon 沿いを橋まで歩きます。途中、眩しい太陽の光と美しい緑が溢れていました。

ポン・デュ・ガールは紀元50年頃、ユゼスUzèsの水源から ニーム Nimes へ約50㎞の導水路として建設され、600年以上に渡って飲料水が運ばれていたという石灰岩で出来た水道橋です。なんとなく聞いたことはありましたがこんなに長いとは、そしてこんなに美しい場所に在るとは知りませんでした。

橋はどこから見ても迫力があります。

橋の下を流れるガルドン川の水も青々としています。岸辺で水遊びをする人たちが見えました。

観光地の王様ですね。5ユーロ紙幣の裏にもプリントされています。

今度はオランジュ Orange の町。近くにフランス空軍の基地があります。

コンパクトな町並みに古代遺跡と新しい建物が融合しているのが面白い。

目抜き通りの突き当たりが世界遺産の古代劇場。

劇場は見事に保存されています。

この通り。

大きい遺跡が続きましたが、最後は可愛らしい場所です。オランジュ Orange の町から少し北に行ったところにセリニャン=デュ=コンタ Sérignan-du-Comtat と云う村があります。ここにジャン アンリ ファーブル Jean-Henri Casimir Fabre が亡くなるまでの36年間を過ごした家があります。

ファーブルの家 Harmas de Jean-Henri Fabre。中は撮影禁止でした。ここで彼がファーブル昆虫記を書いたのだと思いながら、昆虫採集標本や様々な道具、顕微鏡や書籍を見て回ると、幼い頃のドキドキする気持ちが沸き起こってきました。

ここは眺めるお庭ではなく、ファーブルが昆虫を観察するためのアルマス。

お庭にある大きなオブジェ。代表作のスカラベ(ふんころがし)です。

ここにも。

1a518e384ba9db5c92391cb6b50ab27b_b21513676c40850

ファーブルが亡くなって102年、一昨年に出た没後100年の記念切手などを購入しています。

プロヴァンスの旅を終えてマルセイユ・プロヴァンス空港へと向かいました。ここまでお付き合い下さいましてありがとうございました。

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

印象深いプロヴァンスの美しい村、レ・ボー=ド=プロヴァンス

$
0
0

[レ・ボー・ド・プロヴァンス] ブログ村キーワード

 

 8月半ばのプロヴァンス旅行の2日目に出掛けたのが、アルピイユ自然公園 Parc Naturel Régional des Alpilles にあるレ・ボー=ド=プロヴァンス Les Baux-de-Provence です。午前中だったせいかレ・ボーの村はまだそれほど混雑しておらず、地面も白くて眩しい町並みをお城 Le Château des Baux めざして登っていくのは遊園地の中にいるように楽しいひとときでした。目の前に繰り広げられる風景は印象深く、プロヴァンスの明るい太陽の光に照らされる白い石灰岩と緑のコントラストは圧巻でした。

サン=レミ=ド=プロヴァンス Saint-Rémy-de-Provence から北へ向かう道の途中、岩山と建物が一体化したレ・ボー=ド=プロヴァンス Les Baux-de-Provenceの村全体がよく見える地点に立ち寄りました。

こんな岩があったりして、自然が作り出した緑色と白色の造形に圧倒されます。

この辺りは石灰岩の採石場です。採石場を利用して壁にプロジェクションマッピングを施したCarrieres de Lumieresという観光地には既にたくさんの観光客が集まっていました。そこへ行くのはやめて、まっすぐお城を目指します。

旧市街の入口でクルマを降りて、徒歩で登って参りましょう。

食料品店や雑貨を売るお店のセンスの良いディスプレイにそそられながら、石畳の坂道をゆるゆると登っていきます。新しいお店でも壁は白っぽい岩で統一されています。

わぁ、要塞が見えてきました。

あと少し。

お城の入口に辿り着きました。入場料を支払って入ります。

中に入ると広々とした広場があり、こんなアルチンボルド Giuseppe Arcimboldo (1527–1583) の代表作、『四季』の絵画を模したモニュメントがありました。ちょうど2017年9月24日まで日本・東京上野の国立西洋美術館ではアルチンボルド展を開催しています。左奥から冬・春・夏・秋の順。

ちなみにこれはアルチンボルドの『水』、昨年末にウィーンの美術史美術館で出会いました。

お城の手前に面白いかたちの岩山。生えているのはラベンダーです。

眺めも抜群です。

てっぺんまであと少しでしたが、登るのはやめることにしました。

それにしても凄い場所ですね。

拷問の器械で遊ぶ子供。連れも同じ事をやっていました。

少しずつ下っていきます。

帰りもオブジェの前を通ります。これはアルチンボルドの『春』、実際の絵画は好きですが!

こちらのモニュメントでは実演中でした。

そろそろチャーターしていた車のドライバーとの待ち合わせ時刻に近づいているので、少し早足で。

荒々しい岩山を後にして、サン=レミ=ド=プロヴァンスへ向かいます。さようなら、レ・ボー。

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

マルセイユ近郊の港町カシにて風光明媚なカランク巡りのプチ・クルーズ

$
0
0

[カランク] ブログ村キーワード

2017年8月半ばのプロヴァンス旅行で最初に立ち寄ったのが、マルセイユ Marseille です。マリニャーヌ Marignane にあるマルセイユ・プロヴァンス空港からクルマでマルセイユの市街を抜けて、30分ほど地球の地殻変動で出来た壮大な風景を楽しんでいるうちに、カシ Cassis と云う可愛らしい港町に到着しました。マルセイユからカシ、そしてラ・シオタ La Ciotat までの海岸一帯はカランク国立公園 the Calanques National Park に指定されています。カランクはフランス語で「入り江」を意味します。

マルセイユからカランク国立公園 the Calanques National Parkの海岸線を東へ向かって港町カシ Cassis へ。これは観光客を乗せてカシの港から出る、入り江巡りのクルーズ・ボートです。

入り江の奥にあるカシの港。

きれいなヨットがたくさん繋留されています。気温は30℃を軽く越えていますが、爽やかなミストラルに吹かれて気持ちいいのです。

私たちの乗ったボートは最短45分間のプチ・クルーズです。ようやく満席となって、いざ出発。並んでチケットを購入した観光案内所が見えます。

港を囲む岬にある崖は石灰岩でできていて、迫力満点。

まもなく地中海に出ます。次々と絶景が続きます。

波静かで海がキラキラしています。

コートダジュールの海の色。

カランク(入り江)のひとつですね。カシを起点とするカランク巡り、最短コースではPort Miou(ポー・ミョー), Port Pin(ポー・パン), En Vau(アン・ヴォー)の三つの「カランク」を巡ります。

松の茂る入り江がポー・パン。

ゴキゲンのパディントンと一緒に次の入り江へ。

岩場に海水浴客がいます。皆、気持ち良さそう。

水があまりに透明なので、ボートが宙に浮いているみたい。

ファミリーだけのクルーズ、楽しそうです。

青と白。

カシの港に戻ってきました。

プロヴァンスの眩い光の中にある可愛い港です。

興奮が覚めやらぬまま船着き場に到着、あっという間のプチ・クルーズで幸先良い旅のスタートとなりました。

 

おしまいにカランクのダイナミックな空撮動画をどうぞ!

 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

PR: もったいない!食品ロスを減らすためには?-政府広報

$
0
0
1人1日お茶碗約1杯分の食べ物がムダに!家計にもうれしい、食品ロス削減の工夫

プロヴァンスのリュベロンにある小さくて美しい村、ローリス

$
0
0

[リュベロン] ブログ村キーワード

この夏、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に参加するためにプロヴァンスを初めて訪れ、ローリス Lauris 郊外にあるホテル、ドメーヌ ド フォンタニル Domaine de Fontenille に3泊しました。ローリスは、デュランス川 La Durance を挟んでラ・ロック・ダンテロン La Roque-d'Anthéron のちょうど対岸にあるちっちゃい村で、ホテルから南南東に2.2kmの位置にあり、クルマで5分、歩くと約30分です。

 

ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭  International Piano Festival at La Roque-dʼAnthéron についてはこちらの記事をご覧くださいね。晩夏の南フランス・プロヴァンスの旅 特別編:ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭

 

これが ローリス Lauris の風景です。鳥かごみたいな教会のトップの灯りが、8月17日のホテル、ドメーヌ ド フォンタニル Domaine de Fontenilleに到着して最初の晩にお庭に面したホテルのレストランのテラスからよく見えました。8月19日の午前中にあそこまで散歩しようと、連れとトボトボ歩いて行くこととしました。

 

ちなみにローリスはプロヴァンスの中のヴォクリューズ県の中のリュベロン地方(地図の橙色)の中の南端で Luberonの文字の'u'の下にあり、ラ・ロック・ダンテロンはブーシュ・ド・ローヌ県(地図の芥子色)の中でマルセイユの北の端にあります。ローリスとラ・ロック・ダンテロンを隔てているデュランス川はヴォクリューズ県とブーシュ・ド・ローヌ県の県境なのです。

ホテルを出て、クルマの通るロックフライッシュ道路を南へしばらく歩いて行くと、ローリスの市街地に向かう石段の道があります。

石段を登ると眺めのいい場所に出ました。遠くサント・ヴィクトワール山のシルエットが見え、そのすぐそばにエクスアンプロヴァンスの町並みが見えます。

ローリスの 集落は小高い里山のような土地にあります。

アジア人の私たちが珍しいのか、小さい女の子がじっとこちらを見ています。

Sylvie Fleurs は村にあるお花屋さんです。

土曜日の朝、既にカフェに人々が集まってきていました。道行く地元の人はみな焼きたてのバケットを持っています。

市庁舎の前にある小さい広場は明るい雰囲気。

市庁舎の建物も可愛い。

目抜き通りも静かです。

明るい色彩の家々。

太いプラタナスの木はこの辺りのシンボルツリーです。

どの家も緑とお花がいっぱいです。それでは村はずれにあるお城を目指しましょう。

デュランス川の広い川岸に面して18世紀に建てられたというお城に到着しました。

今年の夏、プロヴァンスは雨がほとんど降らなかったそうで噴水のある池も干上がっていました。

お城の庭からデュランス川のむこうに、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭の会場があるフロラン城公園 Parc du Chateau de Florans の植え込みが望めました。

お城の敷地内にファブリックでできた素敵なアクセサリーを扱うお店があり、そこで日本人女性に出会いびっくりしました。そのお店を経営しているという女性にこんな村を訪れる日本人はほとんどいないし、たまに来るのは普通の日本人ではないと言われ苦笑してしまいました。

あの女性、元気にしているかしら・・・。日本から、来年以降にラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に参加なさるなら、エクサンプロヴァンスよりもずっと近いローリスかこの近郊にあるホテルに宿泊なさるのをお勧めするのですけれどラブラブ

 

最後にローリスのご紹介ビデオをどうぞ。

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

プロヴァンスのセリニャン=デュ=コンタにあるファーブルの暮らした家

$
0
0

今年の8月、プロヴァンス旅行の最終日に立ち寄ったのは南フランスにあるオランジュ Orange というローマ帝国時代の遺跡で有名な町と、そこから北に向かってクルマで10数分の場所に在るセリニャン=デュ=コンタ Sérignan-du-Comtat という村です。オランジュはヴォークリューズ県にあり、世界遺産の一つ、『名称:オランジュのローマ劇場とその周辺及び凱旋門/Roman Theatre and its Surroundings and the Triumphal Arch of Orange』に指定されていて、近くにフランス空軍基地があります。そしてマルセイユ・プロヴァンス空港から日本に帰国する直前に立ち寄ったセリニャン=デュ=コンタにはジャン アンリ ファーブル Jean-Henri Casimir Fabre が亡くなるまでの36年間を過ごした家があるのです。


これは『ファーブルの家 Harmas de Jean-Henri Fabre』 とお隣の資料館の道しるべです。公式サイトをご覧になればおわかりと思いますが、ここはフランスの国立自然史博物館の分館となっています。

残念ながら十分な時間がないので右手にある資料館への入場は諦めて、左手にある『アルマス Halmas』への入場料を払って入ることといたします。ところでHalmas ってなんのことかしら?

アヴィニョンから程近いオランジュに住んで『昆虫記』第1巻を書き上げたファーブルは、55歳の時にここセリニャンの村はずれに畑付きの家を購入し、『アルマス Halmas (手入れしていない庭・荒れ地)』と名付けて移り住んだのだそう。

それから亡くなるまでの36年間をここに過ごして、『昆虫記』第2巻から第10巻を書き上げたのでした。ちなみに、彼の生家は南フランスのミヨー Millau の近く、サン・レオン Saint-Léons というところにあり、そこにもミクロポリス Micropolis という昆虫館があるそうです。
それでは、このプロヴァンスらしい可愛い家にさっそく入ってみましょう。

プロジェクターにスイッチが入って、等身大のファーブルさんがにこやかに出迎えてくれました。奥にはカブトムシ。

ヘラクレスオオカブトの美しいオブジェの下にはさり気なく、ホンモノの蝶や蛾の昆虫採集標本が収納されていていきなり興奮モードに入ります。

もう一つあるお隣の家屋にはたくさんの標本が素晴らしい保存状態で展示されていました。中は撮影禁止ですので、それらをお示しできないのが残念です。ここで彼がファーブル昆虫記を書いたのだと思いながら、昆虫採集標本や様々な道具、顕微鏡や書籍を見て回ると、幼い頃のドキドキする気持ちがますます沸き起こってきました。頭を冷やしながら、お庭を散歩してみることにいたします。

ここはただ眺めるだけのお庭ではなく、ファーブルが昆虫を観察するための自然に近いアルマスなのですね。

バラの苗と一緒に置かれたスカラべ(ふんころがし)のオブジェ。

虫たちも私も大好きな芳香を放つジャスミンの花。

みつばちハッチも飼っています。

本当に草ぼうぼうに見えますが、実は上手く手入れされているのでした。スプリンクラーも随所にあります。

うわっ、サソリ!

噴水へ逃げろ!

ここで子供たちが興味津々に見つめていたのは・・・。

お池に浮かぶ蓮の花と、

その下を泳ぐ小さなメダカたち。タガメやゲンゴロウはいないのかな??

こんなところにホオズキがありました。

またまた、今度はカマキリのオブジェです。こうして愉しい時間は瞬く間に過ぎていきました。そろそろ帰る算段をしなくては。最後にオフィスでお土産をチェック。ファーブルが亡くなって102年、一昨年に出た没後100年の記念切手などを購入して、懐かしくて癒やされる場所を後にしたのでした。

おしまいに、ファーブルさんの経歴について詳しくはこちらのHPをご覧ください。フランス文学者で『ファーブル昆虫記』の翻訳家でもある奥本大三郎さんが東京・千駄木で館長をなさっておいでの特定非営利活動法人 日本アンリ・ファーブル会 ~ 虫の詩人の館 ~ の公式ホームページです。奥本さんは今年夏まで、30年を掛けて『ファーブル昆虫記』全10巻20冊(集英社)を完訳されています。

 

 

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

10月上旬、紅葉を求めて秋田・乳頭温泉郷から八幡平へ

$
0
0

[八幡平アスピーテライン] ブログ村キーワード

美しい紅葉を見たくてこの10月上旬に秋田県にある秘湯・乳頭温泉郷と八幡平ドライブを計画いたしました。高度が上がるにつれて木々や草が次第に色づいていくのをはっきり目撃するのは初めての体験です。自然の織りなす豊かな色彩の美しさにすっかり圧倒されてしまいました。

 

これは2017年10月9日の連休に訪れました、秋田県鹿角(かづの)市と仙北市に跨がる八幡平(はちまんたい)温泉郷にある大沼です。訪れる直前に仙北市紅葉情報を確認して計画した結果、秋田県仙北市の乳頭温泉郷から北上し、玉川ダム玉川温泉を通って八幡平アスピーテラインを行けるところまで行くことにしました。

スタートは乳頭温泉郷にある妙の湯温泉です。今年の6月末に訪れた際には青葉に包まれていた渓流沿いの旅館の周りは、滞在するうちにどんどん色づいていくのが判りました。
・・・6月の記事は『雨の角館と田沢湖、そして乳頭温泉郷の妙の湯温泉へ』です。

この日は霧雨混じりの曇天でしたが田沢湖の北方にある玉川ダムのダム湖、宝仙湖はエメラルドグリーンに輝いていました。 

国道341号線を新玉川温泉・玉川温泉へ北上する途中に美しい渓流がありました。鮮やかな紅や黄色の木々が目立ってきました。

だんだん緑色を保っている葉の比率が少なくなってきて・・・

小雨の中、玉川温泉を過ぎると大場谷地の展望台があります。青空ではありませんが、大きな一眼レフカメラを構えた旅行者が何人もいました。とうとう山全体が色づいて山火事のようです。さらに八幡平ビジターセンターや大沼・後生掛(ごしょうがけ)温泉周辺を通ったところ、この日訪れた秋田県側のアスピーテラインのなかではこの辺りが一番混雑していました。紅葉が一番のスポットを皆さんご存じのようです。

正午少し前でしたけれども、予定していた玉川温泉も後生掛温泉もマイカーで訪れる観光客が多くて駐車スペースがありませんでした。八幡平ビジターセンターもクルマでいっぱいです。もうもうと湯気の上がっている後生掛温泉をあとにして蒸ノ湯(ふけのゆ)温泉を目指すことといたします。

蒸ノ湯温泉では本館の前の広い窪地に源泉の湧く「地獄」があり、露天風呂がおおらかに点在していてさながらヌーディストビーチのようでした。

蒸ノ湯の旅館のお兄さんが黒たまごを茹でていました。次第に空が怪しくなってきましたので、さらに東へ向かって標高1,813メートルの八幡平山頂付近へ向かって昇っていくと、灌木がなくなるにつれ霧が立ちこめてきて視界が悪くなってきてしまいました。

八幡平樹海ラインを少し行くと藤七温泉彩雲荘があります。蒸ノ湯温泉に似た広い草原に、露天風呂が点在しています。女性用露天風呂へ行くには、いくつかある混浴露天風呂を通り抜けなくてはなりません。

囲ってあるのが女性用露天風呂です。霧が出ているのをいいことに思い切って入ってみることとしましょう。ほんの少ししか身にまとわずに大自然の中を歩くのはこれまでにない、画期的な体験でした。さらに濁り湯の露天風呂では足下の砂地からボコボコお湯が湧き起こっていて衝撃的でしたが、体の芯まで温まるのがわかりました。

さらに霧が濃くなりましたので、盛岡側へは行かずに藤七温泉から同じ道を引き返すと、ようやく薄日が差してきました。

ふけの湯温泉停留所に戻るとこんな光景が広がりました。 白いのは霧ではなくて、温泉の湯気なのでした。

陽が差すと紅葉が一段と深みを帯びて綺麗です。

ここから先のアスピーテラインは両側ともに紅葉天国です。

昼前に比べて今度は駐車場に余裕ができていたので、クルマを降りて湿原とブナ林で囲まれた大沼自然探索路をたどります。湿原も草紅葉です。湿原の木道を抜けて撮影したのが最初の写真でした。

大沼の辺りに辿り着いて、その美しい光景に息を呑みました。

大沼の楓は一気に紅葉したらしく、燃えるような鮮やかな赤が混ざっていてキレイすぎます。

興奮覚めやらぬまま田沢湖高原温泉郷へ戻ると、田沢湖に光が差し込む神々しい光景に出会うことができました。感動の紅葉狩り体験となり大満足であります。

 

最後にふけの湯温泉の動画をご覧くださいませ💖
海外旅行も愉しいのですが、日本国内にもまだまだたくさんの美しい処があるのですね。

 

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 


プロヴァンスのホテル ドメーヌ ド フォンタニルで過ごす休日・その1

$
0
0

この夏、ラロックダンテロン国際ピアノ音楽祭を訪れるにあたって、都合3泊をどこで過ごすか散々迷いました。ラロックダンテロンにはあまり宿泊施設がなく、候補に挙げた土地はエクスアンプロヴァンスとリュベロンに位置するルールマラン、そして少し前にこちらでご紹介しました ローリスです。そして最終的に選んだのはローリスの郊外にある、ドメーヌ ド フォンタニルでした。これが大当たりでして、とても居心地がよくリラックスできる素晴らしいホテルでしたのでご紹介したいと思います。

   Route de Roquefraiche, 84360 Lauris, France.

ドメーヌ ド フォンタニル Domaine de Fontenille はエクスアンプロヴァンスから40km 、ルールマランから5km離れたローリスにあります。(ローリスにつきましてはこちらをご覧ください。)客室とスイートが17室しかない小規模なホテルながら、大きなプラタナスの木々と広いお庭に囲まれているので、美しい木漏れ日の当たる居心地のいい空間となっています。

これはホテルの正面にある広い芝生で出来た庭園に面した正門ですが、通常は閉まっています。

正門の少し右側にあるのがホテルの通用門です。

そしてレセプションの入り口。

レセプションにはホテルで飼われている猫ちゃん。

18世紀に建てられたというこの庭付きのお屋敷の中で、我が物顔ですっかりリラックスしています。

レセプションの1つ下にあるホテルのレストラン、La Cuisine d'Amélie の扉を出るとテラスになっていて軽い夕食も朝食もここでいただきました。もう一つのレストラン Le Champ des Lunes は1つ上の階にあります。

dd0c459f19fa499a6627634a75b717b0_f0e7fad6759e3e5
テラスの前はこの通り、手入れの行き届いた芝生にはスプリンクラーがあります。噴水の上がるまんまるのお池も涼しい雰囲気です。

ちなみに工房みたいなこの部屋がテラスに面したレストラン La Cuisine d'Amélie です。

このレストランから外へ出て夕涼みしながら寛ぐ宿泊客。ここでいただく夕食も気持ちいい。

室内に戻りましょう。階段の踊り場の照明はこんなにおしゃれ。オーナーのお一人、ギョーム・フーシェGuillaume Foucher さんはパリでギャラリーを経営されているだけに、インテリアも凝っています。

私たちが選んだ部屋はスイートのひとつ、Suite Amelie de Savornin 。ホテルに併設されているワイン醸造所で作られたロゼ・ワインがウェルカムドリンクとして置いてありました。

角部屋なので窓が沢山あって嬉しい。

広くて使い勝手がいいバスルームにも窓があります。

窓からはこのプールがよく見えます。奥に見えている白い建物の2つの窓が私たちの部屋ですので。

リヴィングの大きなテレビモニター。

ベッドルームのリネンはとても気持ちよく、マットレスは程良い硬さでぐっすり眠ることができました。

共用スペースにあるインテリアも素朴で手が込んでいます。

ここは図書室、私たちの部屋のインテリアによく似ています。

とにかく愉しいスペースが沢山あります。

次はレストラン Le Champ des Lunesへ。 ミシュラン1つ星の若きシェフ、ジェローム・フォイエJérôme Faureさんの芸術作品とも言えるお料理の数々を最後にどうぞ。

フォアグラの前菜にはポップコーンやお花も添えられて。

お日様をたっぷり浴びた野菜で飾られたお魚の前菜。

メインディッシュの肉料理。お肉が見えないくらいたっぷりの野菜とベリー。

お魚料理もこの通り。このようにメインダイニング、 Le Champ des Lunes のお料理は洒落ていて目も舌も楽しませてくれます。

ここまで、主にホテルの建物の中をご紹介しました。お庭やワイン醸造所などにつきましてはその2に続きます。

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

プロヴァンスのホテル ドメーヌ ド フォンタニルで過ごす休日・その2

$
0
0

今年の8月17日から20日まで3泊4日を過ごした、南フランス、プロヴァンス・リュベロン地方にある隠れ家的なホテル ドメーヌ ド フォンタニル のご紹介を続けます。前回申しそびれましたが、このホテルのスタッフは男性も女性も見目麗しくて礼儀正しく、きちんと接遇の教育を受けておいでなのがよくわかりました。今回はそんなホテルの外の風景をお示ししましょう。

 

車道を隔ててホテルと反対側に、ホテルが所有するカーヴことワイン醸造所とブドウ畑があります。

朝日が昇る前に部屋を抜け出して散歩することにしました。

上の写真を撮る少し前、日の出は見えませんでしたけれど東の空にキレイな朝焼けが。それではブドウ畑に行きましょうか。

さきほどのカーヴの前に広がるブドウ畑です。

石ころが転がる荒れ地に幹の太いブドウの木々が並んでいて、歴史を感じさせられました。

気の早い木には赤ワインになるブドウが既に実っていました。

ホテルの周りにはあまり建物はなくて、ブドウ畑を横切って田舎道を東へ向かってしばらく進むと、ようやくこんなコテージが見えてきました。 クードゥクー Coup de Couer というシャンブルドットです。

こんなプールも付いていて可愛らしいお宿でしたよ。

もう少し東の方角へ向かいますと、こんな農家に行き当たりました。放し飼いの番犬と戯れていたらお腹が空いてきてしまい、ホテルに引き返すことにしました。

途中はこんな原っぱばかりの本格的な田舎です。枯れ草に付いているのはこの辺に沢山いる白っぽい小さなカタツムリたちです。

朝8時過ぎ、ようやくホテルに辿り着いて一安心。

テラスのテーブルに案内されます。小さいホテルですので朝食はバイキングではなく個別に運んで貰えます。

多すぎず、シェフのジェローム・フォイエさんが毎日日替わりで美味しいメニューを考えて出していただけるので嬉しくなります。

こんな感じですね♬ 朝日を浴びながらの健康的な朝食です。別に運んでくれるクロワッサンの美味しさと言ったら!!

朝ごはんが済んだら気持ちいいお庭を散策しましょ。

バラ園がありました。

清楚に咲く花ばな。

なんとなく素朴な雰囲気がかえっていい感じです。

リュベロンのラベンダーはもうほとんど全部刈り取られていましたが、かろうじて数本残っており佳い香りを漂わせていました。

ブドウやハーブもありました。

お庭の南の外れに来ると、遠く向こうの丘の上にローリスのシンボリックな教会が見えました。それでは敷地内の北西の外れ、山側に行ってみます。

何と可愛いラバたちがいました。干し草を喜んでむしゃむしゃ食べてくれます。

そして目の前で草を食べている綿羊さんは私たちのことを全然怖がりません。
こんな感じでプロヴァンスの片田舎にあるホテル、ドメーヌ ド フォンタニル Domaine de Fontenilleでの時間はゆったりと豊かに過ぎていったのでした。
 

 

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

この1年の間に出会った生演奏の数々~ピアノ・リサイタルを中心に~

$
0
0

[リュカ・ドゥバルグ] ブログ村キーワード

あっという間に2017年も年の瀬を迎えることとなりました。コンサート好きのいばりこぶたにとっては、この1年は自分の好きな音楽を思う存分楽しむことが出来た年だったと思います。実際にどれだけ触れることができたか、振り返ってみますね。

 

何と言っても、ちょうど1年前の12月1日に聴いたフランス人の若き天才ピアニスト、リュカ・ドゥバルグ Lucas Debargue のピアノにどっぷり浸りました。そして夏に彼を追いかけてフランス、プロヴァンスへ飛ぶというリュカ君に明け暮れる1年となりました。

これがプロヴァンス、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭の会場、フロラン城公園にある特設野外音楽堂です。この夏のラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭体験記はこちらです。それでは昨年12月から順に挙げてまいります。

 

1.12月1日(木): リュカ・ドゥバルグ ピアノリサイタル(浜離宮朝日ホール)
モーツァルト ピアノ・ソナタ第8番イ短調K310
シューベルト ピアノ・ソナタ第14番イ短調Op.143 D784 
シマノフスキ ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.21             
プロコフィエフ ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28「古いノートから」
アンコール
サティ:グノシェンヌ第1番
セロニアス・モンク:ラウンド・アバウト・ミッドナイト

・・・もうぞっこんです。アンコールでのサティの曲もジャズのサウンドも心に沁みました。

2.12月3日(土): ケルティック・クリスマス(すみだトリフォニーホール2016
出演:シャロン・シャノン
チェリッシュ・ザ・レディース
ドリーマーズ・サーカス
ジュリー・フィッツジェラルド
・・・シャロン・シャノンは3年ぶりで大いに盛り上がりました。その3年前に書いたブログ記事はこちらです。

3.12月4日(日): ラン・ラン ピアノリサイタル(サントリーホール)


    チャイコフスキー: 「四季」 op.37b
ショパン: スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
ショパン: スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31gs
ショパン: スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op.39
ショパン: スケルツォ第4番 ホ長調 op.54

4.12月8日(木): 小曽根真&ケイリー・バートン クリスマスジャズナイト2016(Bunkamura オーチャードホール)


・・・ここ数年、小曽根さんのクリスマス・ジャズナイトを必ず聴いています。以下はこれまでのゲストの一覧です。毎年興奮すること請け合いですから、この習慣はやめられません。一昨年の記事はこちら
2005年:塩谷 哲(ピアノ)
2006年:パキート・デリヴェラ(サックス、クラリネット) 他
2007年:パウル・グルダ(ピアノ)、No Name Horses
2008年:ディオン・テイラー(ヴォーカル)、No Name Horses
2009年:グレゴア・マレ(ハーモニカ)、バーネル・サトゥルニーノ(パーカッション) 他
2010年:ブランフォード・マルサリス(サックス)、No Name Horses
2013年:ブランフォード・マルサリス(サックス)、ジェフ・ワッツ(ドラムス)、クリスチャン・マクブライド(ベース)
2014年:パキート・デリヴェラ(サックス、クラリネット)、デニス・フレーゼ(ドラムス)、中村健吾(ベース)
2015年:No Name Horses、ジョゼフ・アレッシ(トロンボーン)

5.1月6日(金):ウィーン・リング・アンサンブル ニューイヤーコンサート(サントリーホール)
・・・年明け早々に聴いたのが年末訪れたウィーンで聴くことができなかった、本場のサウンドでした。

 

6.2月18日(土):小曽根真 ジャズ・セッション feat.No Name Horses Quartet(板橋区立文化会館)
・・・またも小曽根さん。
7.4月27日(木):Gipsy Kings(Bunkamura オーチャードホール)

 

8.  5月20日(土):樋口了一 定例ライブ(渋谷 7th floor)

樋口さんはいばりこぶたと同年代のいばりこぶたと同じパーキンソン病患者ですが、とても素敵な魅力のシンガーです。

 

9.  5月27日(土):生オケシネマ『町の灯』(すみだトリフォニーホール)
オーケストラの生演奏付きでチャップリンの名画を楽しみました。


10.6月8日(木) : ハオチェン・チャン ピアノリサイタル(紀尾井ホール)

リュカ君と同じ27歳、小さなカラダから美しいメロディを奏でてくれました。

 

11.6月10日(土):小曽根真 ゲイリー・バートン 2017 ファイナル

(川口リリア)

サイン会で小曽根さんに「いつもありがとう♪」と言われ有頂天に。

 

12.6月22日(木):ダン・タイ・ソンピアノリサイタル(紀尾井ホール)

彼の奏でるピアノは不思議にコロコロとした音色でした。


13.6月24日(土):ミューズ達の歌謡祭 in あらかわ(サンパール荒川 大ホール)
出演:白崎映美/畠山美由紀/エミ・マイヤー

・・・『上々颱風』白崎さんのパワー炸裂、元気をいただきました。

 

14. 7月4日(火):ネルソン・フレイレ ピアノリサイタル(すみだトリフォニーホール)
優しくてほっこりする演奏に癒やされました。

 

15.7月17日(月):スラットキン指揮 デトロイト交響楽団feat.小曽根真(文京区シビックホール)

久々の小曽根さんのラプソディ・イン・ブルーにすっかり鳥肌が立ち、感涙してしまいました。

 

16.8月18日(金):リュカ・ドゥバルグ(フロラン城公園)

17.8月19日(土):アブデル・ラーマン・エル・バシャ(フロラン城公園)

プロヴァンスでした。もう一度、これら2つのコンサート体験につきましてはこちらの記事をご覧くださいませ。会場のプラタナスから今も蝉の声と風の音が聞こえてくるようです。

 

18.9月10日(日):戸田恵子 60th Anniversary Live Show 「Happy Birthday Sweet 60」(品川プリンスホテル クラブeX)

19.9月29日(金):オーギュスタン・デュメイ ヴァイオリン・リサイタル(紀尾井ホール)


ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108
R.シュトラウス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
フランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調

・・・美少年のレミ・ジュニエとの息がバッチリでした。背が高い!

 

20.10月20日(金):イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル(サントリーホール)


モーツァルト: アダージョ ロ短調 K.540
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」
リスト: 超絶技巧練習曲第10番/第8番「狩」/第5番「鬼火」
スクリャービン: ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 op.23
ラヴェル: ラ・ヴァルス

・・・魅惑の音楽にくらくらしました。彼も背が高い!

 

21.11月11日(日): ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(サントリーホール)


[指揮]ヘルベルト・ブロムシュテット
ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
シューベルト: 交響曲第8番 ハ長調 D944「ザ・グレイト」

・・・あっぱれ90歳のブロムシュテットさん♪そしてカヴァコスさんにも惚れました。

 

22.11月13日(月): ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(NHKホール)


ブラームス(ドイツ・レクイエム 45番)
[指揮]ヘルベルト・ブロムシュテット
[独奏・独唱]クリスティーナ・ラントシャーマー(S) / ミヒャエル・ナジ(Br) [合唱]ウィーン楽友協会合唱団
・・・あまりの美しさに言葉を失いました。

 

23.11月19日(日):レオニダス・カヴァコス ヴァイオリンリサイタル(彩の国さいたま芸術劇場)
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D 934
メシアン:主題と変奏
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 作品96

 

・・・以上、昨年12月から今年11月に聴いた音楽の数々はどれも懐かしく愛おしい音ばかりです。今年も残すところあと1ヶ月弱ですが、下記の予定でおります♬

 

1.12月9日(土):ケルティック・クリスマス 2017(すみだトリフォニーホール)

2.12月10日(日):ラフマニノフの祭典2017 現代最強のコンビで聴くロシアの魂(サントリーホール)

3.12月12日(火):小曽根真 クリスマスジャズナイト2017(Bunkamura オーチャードホール)

4.12月31日(日):横浜ジルベスターコンサート(みなとみらいホール)

 

横浜で迎える2018年はきっとまた素晴らしい年となることでしょう。なんてったって、2月にはリュカ君が来日しますし、7月にはスイス・ヴェルビエにて、リュカ君やカヴァコス、アルゲリッチやゲルギエフに会えるはずですから。ミーハーないばりこぶたは今からドキドキしています💖💖💖

 

最後に、今年のヴェルビエ音楽祭でのリュカ君です 🎉

 

今年の海外への旅は5月のヴェネチアと7月のスイス・ヴェルビエです♬

$
0
0

2018年の今年はどこへ旅立とうか、あれこれ思いを巡らせていましたら、ここ1ヶ月以上ブログがおろそかになってしまいました。でもその甲斐あって、ようやくホテル・フライトなどの予約が済み、大まかなところが決まりましたのでまとめて載せることといたします。仕事柄、長いお休みは取れませんのでどうしても弾丸ツアーになってしまいますね。

 

そんなわけで旅のお題目の発表です!!

A. 5月*日から『ゴールデンウィーク・ヴェネチアの旅 4泊6日』

B. 7月*日から『スイス・ヴェルビエ音楽祭と夏のイタリアン・アルプス満喫の旅 6泊8日』 であります!

A. 『ゴールデンウィーク・ヴェネチアの旅 4泊6日』

いばりこぶたがこれまで訪れた土地の中で特に気に入っているヴェネチアへ、最初に訪れたのは2010年の年末からお正月にかけてでした。この時の楽しい経験はこちらにあります。

世界の街かど; 第10回 ベネツィア、フェニーチェ劇場 (イタリア・ヴェネト州)

ベネチア正月旅行の速報・第2弾、フェニーチェ劇場でのニューイヤーコンサートは楽し過ぎ!

無礼講のベネチア・フェニーチェ劇場

そしてヴェネチアにすっかりぞっこんになってしまい、7ヶ月後の2011年8月には地中海クルーズの起点・終点として、再びヴェネチアを訪れていました。
世界の街かど;第27回 ベネチア、バウアー・イル・パラッツォで最高の朝食をいただく♪

その次は半年経って急遽、2012年の2月にカーニヴァル参加を強行してしまいました。

ついに実現!ヴェネチアのカーニバルで仮装してカフェフローリアンと仮面舞踏会にデビュー

Carnevale di Venezia 2012

その後、6年もの間、ヴェネチアを訪れるチャンスがなかったのですがここへ来ていばりこぶたが参加しているイタリア研究会の関連で『フェニーチェ友の会』というのがあり、この会では毎年ゴールデンウィークにグループでフェニーチェ劇場へオペラ鑑賞の旅を実施しているのを知りました。これに参加しない手はない、とイタリア研究会会員の方にお誘いを受けたのです。気心の知れた研究会の方々と一緒に、ヴェネチア芸術散歩もきっと楽しいことでしょう。

5月3日から7日まで、スキアヴォーニ河岸に面していてサン・マッジョーレ教会(上の朝焼けの写真)を臨むホテルがいい!と思い立ちまして、今度はホテル・ロンドラ・パレス Hotel Londra Palace のラグーン・ビューのお部屋に4泊することといたしました。

 

B. 『スイス・ヴェルビエ音楽祭と夏のイタリアン・アルプス満喫の旅 6泊8日』

昨年の7月には、大好きなフランス人の若手ピアニスト、リュカ・ドゥバルグを追っかけて、はるばるプロヴァンスのラ・ロック・ダンテロンという田舎町で開催される国際ピアノ音楽祭へはせ参じました。

晩夏の南フランス・プロヴァンスの旅 特別編:ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭

晩夏の南フランス・プロヴァンスの旅 特別編

ドッキリカメラよろしく、夜のコンサートに先立ってその日ランチをいただいたレストランでばったりリュカ君に遭遇、勇を鼓して話しかけて今年2月に来日することを知りました。おかげで2月18日(日)サントリーホールでのギドン・クレーメルとの共演、2月20日(火)トッパンホールでのソロリサイタルの両方とも、佳い席を手に入れることができました。

でもそれに飽きたらず、年末に聴いたヴァイオリニストのレオニダス・カヴァコスもリュカ・ドゥバルグも参加するという夢のような音楽祭が、スイスのヴェルビエというスキー・リゾートで開催されると知り、今度はそのヴェルビエ音楽祭に出掛ける魂胆となりました。

 

 

この音楽祭の期間中にイギリス・ヴァージン社の経営するリゾートホテル、ザ・ロッジ・ヴェルビエ The Lodge Verbier に4泊いたします。そしてあと2泊は、一昨年の夏に訪れたイタリア・ヴァッレダオスタ州のクールマイヨール郊外、モンブラン=モンテビアンコの麓にあるオーベルジュ・ドゥ・ラ・メゾン Auberge de la Maison を再訪する予定です。

 

ヴァッレ・ダオスタ州の旅・その5;オーベルジュ・デ・ラ・メゾンでモンテ・ビアンコを独り占め

ばら色に輝くモンテ・ビアンコ山頂付近


このように今年も楽しいこといっぱい企画して元気を付け、そのパワーでもって仕事にも打ち込もうと思っております。

 

最後はやっぱり大好きなリュカ君、昨年7月のヴェルビエ音楽祭での演奏とインタビューの動画で締めくくりましょう💖

 

 

 

 

2月下旬、風花が煌めく雪の秋田・乳頭温泉郷;1日目

$
0
0

[乳頭温泉郷] ブログ村キーワード

昨年の6月に訪れてすっかりとはまってしまい、4ヶ月後の10月上旬に再訪したのが秋田県の乳頭温泉郷です。そこで錦繡の風景を目の当たりにしてますます気に入り、今度は雪見の露天風呂を体験したいと思って今年2月末にまた訪れることとなりました。例年を大きく上る降雪量とは聞いていましたけれども、実際に東京から秋田新幹線で3時間足らずで田沢湖駅に到着し駅に降り立ってみますと、そこは想像を絶するほど美しい一面の銀世界でした。

 

ここが今回宿泊した鶴の湯温泉 別館・山の宿です。2メートル以上の積雪量だそうで、真っ白の雪の中にすっぽりと埋まっているようでした。6月に訪れたときとも10月の秋の風景とも大違いでビックリしてしまいました。

それでは田沢湖駅に戻りましょう。

上野駅を9時過ぎに出発した秋田新幹線こまちは正午近くに田沢湖駅に到着、小雪の舞い散る中を雪に埋め尽くされた駅前ロータリーに除雪で設置された通路を抜け、『市』というみやげ物屋さんの中にある『そば五郎』へ。お勧めの地鶏せいろに天ぷらとそば茶プリンをいただきました。

シーズンオフの冬期には乳頭温泉郷行きの路線バスは1時間に1本ぐらいしかありません。13時20分発のバスは始発から観光客でほぼ満席でした。

路線バスを『アルパこまくさ』バス停で下車すると、鶴の湯温泉のシャトルバスに乗り換えです。乳頭温泉郷にある鶴の湯温泉の別館・山の宿と本館に向かって、雪の壁ができた山道をどんどん通り抜けて行きました。

山の宿で降りたのは私たちだけ。すぐに気さくな宿の女性が部屋へ案内してくれました。

昼下がり、雪がしんしんと降っています。

どうやら宿に一番乗り、さっそく宿に3つある貸切風呂へ。昨年9月に新しく作られた浴室棟は渡り廊下をしばらく歩いた先にあります。これは右側に位置する内風呂の『西の湯』。迫力満点の大きなガラス窓があって快適です。

こちらはお隣の左側にある内湯の『東の湯』、太いつららがどーんと垂れ下がっていました。

少し内風呂で暖まってから、勇を鼓して氷点下の露天風呂にチャレンジです。2メートルの雪に囲まれているので周りの風景は見えませんが、上が空いているのでお湯に浸かっていると頭の上に雪が積もってきます。

そうこうするうちに雲が切れて陽が差してきました。夕食前の時間を利用して、予約していた鶴の湯温泉のマイクロバスに乗って本館の鶴の湯温泉へ向かいます。

先ほど降った雪で雑木林がキラキラしていました。

あっという間に鶴の湯温泉に到着しました。秋に日帰りで訪れたときとは大違いで人影は疎らです。宿泊客と別館および姉妹館の駒ヶ岳温泉に泊まる客だけですから。

本陣の部屋一つ一つ、入り口に作られてろうそくが灯されるので有名なかまくらは巨大化して癒合していました。

ここもド迫力です。

秋に入った女性用露天風呂は雪崩の危険に晒されているため、立ち入り禁止となっていました。仕方がないので内風呂に入りました。混浴露天風呂はなかなか難しいシチュエーションのため断念しました。

余った時間は撮影タイムです。

何ともいえない風情に溢れていました。

雪だらけです。

名残を惜しみつつ、再びマイクロバスに乗せてもらって別館・山の宿に戻りました。

お願いしていた夕食の時刻にお食事処へ行くと、囲炉裏の個室に通されました。 おとなりとは簡単なふすま一枚で隔てられています。岩魚の塩焼きや土地の野菜と豚フィレ肉の炭火焼き、自慢の山の芋鍋、ふっくら炊き上がったあきたこまちのどれも美味しくいただきました。寝る前にはもう一度お風呂で暖まってから寝ることといたしました。続きます。

 

 

via いばりこぶた's WORLD
Your own website,
Ameba Ownd

 

Viewing all 286 articles
Browse latest View live